USBメモリはたまに使うのだが、最近使っているメモリの調子が良くないので買い替えたい。大容量データを扱うが使用頻度はそこまで高くないので、なるべくコストを抑えた選択をしたい。
KIOXIA TransMemory U366 KLU366A128G
そこで見つけたのがKIOXIA TransMemory U366 KLU366A128G。KIOXIAは元東芝のブランド。今回買ったのはUSB3.2 Gen1に対応したUSBメモリで、容量は128GB。最大読出速度200MB/sを謳うモデルだ。

パッケージはシンプルでよく目立つ。家電量販店にあったら目を引きそう。
Amazonでの販売価格は1500円弱。購入時点ではセール対象商品だったこともあり、1166円だった。この値段で128GBだとそこそこ安いが、それでいてKIOXIAブランドなら悪くない。

裏側には1年保証や各種情報が記載されている。

本体がこちら。めちゃくちゃコンパクトでシンプル。USB TypeA端子がそのまま真っすぐ伸びてストラップホールが付いただけのデザイン。鉄製と思わしき金属筐体で、角ばった部分と丸まった部分のメリハリが効いていてデザインはめちゃくちゃいい。触ってるとなんだか満足感がある。

裏面には各種記載とMADE IN TAIWANの表記、そしてU336という商品名が記載されている。

よくあるUSBメモリと比較するとこのサイズ感。めちゃくちゃ小さいので持ち運びには便利そう。

ちなみに良さそうだったので2つ買ってみた。
書き込み速度が遅すぎる…
販売ページには「最大読出速度200MB/s」の記載こそあれ、書込速度については言及されていない。実際のところどんなものなのか知るために、定番ソフトCrystalDiskMarkでその読み書き速度を測ってみた。
その結果がこちら。

読出速度は公表値超えの240MB/sだけど、書込速度28MB/sはちょっと遅くないか…???遅すぎてランダムアクセスの書込は0MB/sになってしまっている。せめて50MB/sぐらいは出てほしいものだが。

そこで適当なデータを書き込んでみたところ、なんと実測では3~5MB/sの書込速度しか出ない。いや、いくらなんでもこれは遅すぎてやばい。100GB超えのメモリなのに、実際に100GBを書き込むためには何時間かかるかわかったものじゃない。
個体差もあるっぽい
もしかしたら先に計測したほうが壊れているのでは…?と思い、もう一つ買ってみたメモリも計測してみた。その結果がこちら。

信じられないぐらい遅い。意味がわからない。
何度試しても読込40MB/s、書込10MB/s前後しか出ない。ちなみに実速度を測ろうとするとパソコンがフリーズしたんじゃないかと思うぐらい時間がかかるので諦めた。
ちなみに2つともに計測中はいっちょ前に人肌程度に発熱する。なんなんだ一体…。
おすすめしません
KIOXIA TransMemory U366 KLU366A128Gは容量の割に値段も安いし、KIOXIAブランドだし、何より見た目がいい。ただ性能はいまいちすぎるし、2つ買って1つが大外れという激しい個体差についてはどうかと思う。

データを入れたら基本挿しっぱなしで使っているメモリがあるので、読込速度200MB/s超えの方はそれで使うとして、もう一つは残念ながら不良品が疑われるので返品した。
コスト追求型商品とはいえ、容量の割に書き込み速度が遅いのは結果使い勝手の悪さに繋がってしまう。KIOXIA TransMemory U366 KLU366A128Gはあまり万人向けにオススメできるUSBメモリとは言えない…。



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