車のトランクに一眼レフを置いていたら、荷物を引っ掛けてしまいカメラが落下。
「パリン!」
といい音がしたと思ったら、カメラが悲惨なことになっていた…。
あぁやっちまった…。レンズがおしゃかに…。
と一瞬思ったのだが、実は保護フィルターが割れただけだった。ほんとに付けててよかった保護フィルター。
ただこのままだと撮影ができないので、割れたフィルターを外さねばならない。割れたガラスに注意しながらグッとフィルターを回すのだが…、どうにも後にもこれが外れない。困った。
輪ゴムやゴムマットを使ってもびくともしない
「保護フィルター 外れない」
などの検索ワードで調べると色々外し方が出てくるが、基本的にただねじ込まれているだけなので、摩擦力を上げて回す以外の方法が無い。輪ゴムを引っ掛けてみたり、印鑑用のマットに押し付けながら回してみたりしてみたが、これっぽっちも動かない。潤滑剤を掛けてペンチで掴んでみたりもしたが、効果はゼロ。思えば落とす前からやたら固くて外すのを諦めていたぐらいなので、今回落として枠が歪んで余計に食い込んでしまったらしい。後はニッパーで切るぐらいしか無いが、レンズが傷つきそうでなんか気が乗らない。もう専用工具を買うしか無いのか…?
そうだ、フィルターレンチ(車用)があった
困り果てていた時にピーンと思いついた。そうだ、僕はアレを持っているではないか。
取り出したのはフィルターレンチはフィルターレンチでも、車用。自動車のオイルフィルターを回すための専用工具だ。これを壊れたレンズフィルターに噛ましてみた。
この構造のオイルフィルターレンチは、回すとオイルフィルターに対して食い込むように力がかかるので、軽く力を入れると「ミシミシミシ」とだいぶ嫌な音が鳴る。が、これは明らかに保護フィルターが歪んで割れたガラスから鳴っている音なので、無視してもう一息力を入れたところ、楽にフィルターが回ってくれた。さすがオイルフィルターレンチは柄が長いだけあって力が入りやすい。
少し回れば、あとはフィルターレンチを外して手で回せばOK。
無事にフィルターが外れ、レンズ本体は無傷でよかった。
言わずもがな、明らかに工具の目的外使用なので、真似する場合は自己責任でお願いします。
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