パソコンを一台買い足すに当たってキーボードも一つ必要になった。僕はキーボードには全くと行っていいほどこだわりがないので安くて使いやすければ何でも良いのだが、ちょうど今使っているロジクールK275の新しいバージョンが販売されていることに気がついた。
K275が安いわりに結構使いやすい良いキーボードなので、期待してこの新しいバージョンのものを買ってみた。
ロジクール K295サイレントワイヤレスキーボード
というわけで買ったのが、ロジクールK295。色は白とグラファイトがあり、選んだのはグラファイトなので正確にはK295GPという製品名になる。
基本的にはド定番無線キーボードK270/K275と全く同じなのだが、「サイレント」の名の付く通り静音設計になっているのが特徴。
中身はこの通り何の変哲も無いキーボード。全てプラスチックでできているので安っぽいといえばそのとおりだが、実際安いし、個人的にもキーボードはこんなもんで十分。
僕はテンキー付きのほうが圧倒的に好きなのでフルサイズキーボードの快適さがたまらない。スペースキーにはsilent touchの文字が書かれている。ここはちょっとだけ鬱陶しい。
上部に並ぶ8個のショートカットキーもカスタマイズ可能なので、好きな機能を割り当てることができる。
Unifying USBレシーバーで無線接続できる。個人的にはそろそろBluetoothで接続させて欲しいところではある。
裏面はシンプルで、8°傾けることのできる折りたたみ式の足もついている。僕は常時傾けて使っている。また電源は単4電池2本で、24ヶ月の電池寿命を誇る。一応水抜き穴もあるので多少の水がかかっても大丈夫だが、当然のことながら水に濡らさないほうが良い。
K275とK295の比較
手持ちの5年間使ってきたK275(写真上)と見比べてみると、色の違いを除けば見た目には何ら変わりがない(写真の都合でK295が大きく見えるが実寸は全く同じ)。K275のいくつかのキーがテカっているのは使い続けてきた証。若干色味が違うようにも思うが、個体差なのか経年変化なのかわからない。
K270 | K275 | K295 | |
色 | 黒 | グラファイト+ブルー | グラファイト 白 |
機能 | 無線 | 無線 | 無線+静音 |
定価 | 2,860円 | 2,860円 | 3,300円 |
それもそのはず、K270/K275とK295は色と静音かどうかの違いしか無い。
定価では税込みで440円の価格差。実売価格では2023年11月のAmazonでK275が約2100円、K295が約2900円と800円ほどの差がある。
実はフォントが違う
ただよく見るとK295はフォントが違うことに気づいた。K275に比べてK295のフォントは細く直線的。線が細い分色が締まって見えるし、若干高級感が漂っている。
というかK275のフォントはちょっと安っぽさがあるので、この違いは地味に嬉しいかもしれない。
K275とK295の打鍵音を比較
実際に条件をあわせてK275とK295の打鍵音を比較してみた動画がこれ。若干うるさめにキーボードを叩いてみている。
K275は「カチャカチャ」と高めの音で、ザ・キーボードの音といった感じ。それに対してK295は「トトトト」と低い音で、音量も明らかに小さい。
ロジクールは「従来モデルより90%の操作音を削減」を謳うが、流石に90%はちょっと言いすぎで、音量としては50%減ぐらいではないかという感覚。ただ響きづらい音質なので実際の音量以上に音が小さく聞こえる印象。K295なら多少静かな場所にいてもキーボードの音がうるさく感じるようなことはなさそう。
打鍵感はK275のほうが好き
ロジクールは「タイピング感覚は同じ」というが、実際には結構違う。
同じメンブレン式を使う両者だが、比較するとK295のほうが明らかに「ヌメッ」とした押し心地。静音のためにキーの先にゴムか何かが入っているのだろう、最近の薄型ノートPCキーボードのようなゴムの反発感のようなものがあって、独特の打鍵感。個人的には慣れていることもあってK275のカチャカチャした打鍵感のほうが好きではある。
とはいえノートPCのキーボードとは違いしっかりしたストロークがあるので、特に問題なく普通に使える打鍵感。実際しばらく使ってみたらなんの違和感もなく使えるし、何ならこのブログもK295で書いている。
+数百円で静音を手に入れるかどうか
キーボードなんて好みの問題が大きすぎるので「好きなものを使え」としか言いようがないのだが、
- 安価で
- フルサイズで
- 無線接続できて
- 静音で
- 手に入りやすい
のが今回買ったK295の特徴。
ベーシックモデルなので特に言うこともないのだが、実際にK275を5年間使っている人からすれば「これで必要十分」なのが事実。それに+数百円を足すだけで静音モデルになるK295は静音性を求めている人からすれば嬉しい。しかも実際にかなり音が静かだし、地味にフォントが変わって高級感があるなどバージョンアップもされている。あとは耐久性だが、K275が現状5年持っていることを考えれば、不良品にでも当たらない限り問題ないはず。
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