80Dを買うんだ!そう決めてからさらに悩んだことといえば、やっぱりレンズ。どうしてもCanon新作のキットレンズが欲しかったんだけど、望遠レンズも必要。そうなると適当なのを買い足すしかないんだけど、あまり値が張るレンズは買えない。そこで調べてみると、どうもタムロンの300mm望遠がいいらしいという情報が多々入ってきた。
望遠レンズが3万円代で買えるってマジ?
マジでした。AFと手振れ補正が付いた300mm望遠がなんと3.5万円ほどで買えた。こいつはびっくりだぜ!届いたレンズを見ても、細部の安っぽさこそあれ粗末な感じは一切なく、ズームもフォーカスもカチッとしている。
先端に装着されている保護フィルターはこれ
手振れ補正がすごすぎる
このレンズに関するいろんな人のレビューを見てたんだけど、誰もが口をそろえて「手振れ補正(VC)がすごい」と書いていた。ほんとかいな。届いて速攻で試してみた。わざと両手をぶるぶるさせながら適当にシャッターを切る。…あれ?全然ぶれてない。もう一度やってみても、やっぱりぶれてない。こいつはマジですごい。ファインダーを覗いてオートフォーカスを押すと、ピントが合うのと同時に画面がゴキッと固まるのだ。その動きはちょっと演出っぽさがあるものの、よほど気を抜かない限りはぶれたりしない。すごすぎるぞタムロン!
フードが超でかい
いや何もこんなにでかいフードじゃなくてもいいんじゃないですかね…。フードそのものが本体の2/3程度の長さがあるので、この状態で持ち歩いてると超でかい。安いレンズなんだが急にそれなりにいいものに見えてきた。きっとタムロンの金色のリングのせいもあるんだろう…。
ちょっとした問題もある
僕が使っていて気になったことが数点ある。
1.AF・VC切り替えボタンがいつの間にか切り替わってる
本体左側にある2つの切り替えボタンの動きが軽すぎて、ちょっとした拍子に切り替わってしまっていることがある。このせいでシャッターチャンスを何度か逃してしまったことがあった。といっても撮影中に勝手に切り替わることはなく、おそらくレンズ交換中に触ってしまった拍子に切り替わってしまうのだろう。撮影前にはしっかりとチェックしたい。
2.フォーカスリングがでかすぎる
このレンズの特徴として、AFでピントを合わせたままさらに自分でピントを合わせることができる。常にフォーカスリングを手動で動かせるのだ。ただ、これが大きいせいでズームリングを動かしているときにフォーカスリングも動いてしまったり、シャッターを切る拍子にぴくっとフォーカスリングが動いてしまうことがある。でも持ち方を注意すれば大丈夫。
3.ズームの方向がCanonレンズと逆
ズームリングの回す方向がCanonの純正レンズと逆方向なので、レンズ交換の際にちょっと戸惑うことがある。といっても、大体すぐ慣れる。Nikonユーザーなら同一回転方向なのでスムーズに使えること間違いなし。
4.オートフォーカスのスピードが少し遅い
80DのキットレンズであるEF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USMに比べるとどうしてもAFスピードが遅く感じる。ただ、これはキットレンズのスピードがあまりに速すぎるだけなので、運動会レベルなら十分に速いAFスピードだと思う。
総評:コスパ最強、十分な性能
3.5万円で300mm望遠が買える素晴らしさ、超強力な手振れ補正、これこそまさにカメラ初心者が求めるもの(笑)!「望遠レンズ欲しいけど、メーカー純正は高いよね~」と思ってるあなたにこそオススメしたい。
新型も発売!
新型であるSP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD TSが2017年2月に発売された。見た目にはゴールドのリングがシルバーに変わったが、中身としては
- AFスピード・精度の向上
- 手ブレ補正機能機能の向上
- 防汚コートを採用
とまさしく正常進化を遂げたモデルとなっている。旧型からの据え置き価格で販売されているためとてもお買い得だ。逆に今なら旧型がかなり安く購入できるのでコストパフォーマンスを求める人は旧型でも満足できるかもしれない。
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