なぜ電気製品というものはある日突然壊れるのか。「何もしてないのに壊れた!」と文句の一つでも言いたくなるぐらい、何の兆候もなく動かなくなってしまうのか。
愛用のM570tに訪れた、突然の死
長年トラックボールマウスを愛用している僕は、デスクトップ用と出先用で2つのLogicool M570tを使用している。出先用には2016年8月に買ったものを、そしてデスクトップ用にはおそらく2014年ごろに購入したものを使っていたのだが、古いほうが先日うんともすんとも言わなくなった。昨日まではちゃんと動いてたのに…。
故障事例は多数報告されている
このマウス、トラックボールマウスとしては超人気な一品だけあって故障事例も多数報告されている。実際、僕が持っているのもこれで3個目で、初代はチャタリングがひどくなって使い物にならなくなったので買い替えたのだった。保証期間は3年もあるのだが、およそ3~4年周期で壊れるのだから非常によくできてるな~と感心する。
今回はチャタリングではなく、うんともすんとも動かなくなってしまったのでスイッチの故障ではないことは間違いない。電池を入れ替えてみたり、ボールのセンサーを綿棒で掃除してみたり、他のPCに繋いでみたりもしたが全くダメ。
内部に静電気が溜まって動かなくなるという事例もあるようなので試してみたが、これもダメ。うーん、もしかしたら中に埃でも溜まっているのかもしれない。分解してみよう。
M570tの分解は精密ドライバーがあればできる
ボールと電池を外した状態でM570tを裏返えすと、上下の筐体を固定しているネジが現れる。1か所はそのままでも見えているが、3か所はゴム脚を剥がした奥に、そして1か所は電池のステッカーの奥に隠れている。
ネジの頭は六芒星のような形(トルクス)をしているので、本来であれば専用のドライバーが必要。
こういう特殊ネジセットに付属している。ただ、今回の場合はサイズが小さくトルクもかからないので、精密ドライバーのマイナスドライバーを持っていれば問題なく外せる。
Amazonで買ってもいいけども、百均でも精密ドライバーセットは売ってるのでそっちの方が安く手に入って便利。めったに使わないならそれで充分。
分解して埃を吹き飛ばす
ネジさえ外せれば、あとはカパッと上下に真っ二つに分かれる。
ぱっと見基盤のコンデンサーなどに異常はないので、隙間という隙間にブロアーをかけて見えない埃も飛ばしていく。こういう時にカメラ用のブロアーって重宝する。
息を吹き返すことはなかった
入念に清掃して再び組み立て直してみたが、残念ながらM570tが息を吹き返すことはなかった。やっぱ4年ぐらいで壊れるのだから本当によくできている。とりあえずもう一つ持っているのでどうにかはなるのだが、大体のマウスを入手せねば…。
コメント