GoProをかなりハードに使いたい人にとって、一番心配になるのは「脱落しないかどうか」ということだと思う。落としたらGoPro本体が無くなってしまうのはもちろん、撮影した映像もパーだし、何より人に当たって怪我でもしたら洒落にならない。
それなのに僕の持っているGoPro HERO9ときたら、HERO8から折りたたみ式のステーになってくれたおかげで脱落が恐ろしくて仕方がない。このステー、見た目の割にがっしりはしているのだが、とはいっても激しい振動にさらされたら折れる気しかしない。交換用のステーが用意されているとかそういう問題ではない。
PULUZ GoPro HERO9用アルミ保護ゲージ(薄型)
というわけで買ってみたのがPULUZ GoPro HERO9用アルミ保護ゲージ。ポーチにレンズカバーも付属している。ケースの厚みが薄いモデルと厚いモデルがあるのだが、重量を意識して薄型をチョイス。GoPro HERO9ってそもそも結構重たいので、なるべく重量増は避けたい。
薄型というだけあってメインフレームの厚みは約2mm、一番薄いところだと1mmぐらいしかないのだが、対照的に取り付けベースの部分はかなりしっかり作ってあるので安心感はある。前面には52mmのレンズフィルターが取り付けられるようになっていて、保護フィルターも付属はしている。
背面のカバーはスライドして固定される方式。適度にクリアランスが狭いのと、下部のポッチで固定されるようになっているので勝手に取れる心配は無さそう。GoProの脱着も難しくない。
底面には三脚用のネジ穴と、付属のGoPro規格のステー取り付け用ネジ穴が用意されている。
ケース本体・付属保護レンズ、GoPro用ステー、ステー取り付けネジ全て合わせての重量は82g。
三脚穴を使う予定が無いので、ネジロック剤を使ってGoProステーは強固に固定しておいた。
GoProがぴったり収まる
実際にGoPro HERO9を入れてみると、かなり精度よくぴったりと収まった。2つのボタンも操作できるし、なんならバッテリーカバーもケースについたまま開閉できる。
ただほんのわずかではあるが前後方向にガタツキがあったので、付属のフェルトクッションシールを適当なサイズに切って、クッションになりそうなところに貼ってみた。こうしたら完璧にガタツキは抑えられた。ガタつかないのでGoPro本体が傷つくのもある程度防げそう。
脱落防止のワイヤリングも可能
ケースの一か所に薄くなった部分が用意されているので、そこにワイヤーを通すことで脱落防止策を取ることもできる。これはかなり嬉しい。
アクセサリーシューががばがば…?
このアルミケースは上部と左側面にアクセサリーが取り付けられるアクセサリーシューが用意されているのだが、なんだかサイズが合ってない。ちょっと大きいので、手持ちのライトやフラッシュを差し込んでみても、全く固定されず簡単に落ちてしまう。GoProはぴったり収まるのになぜここは適当に作ったの…それならいっそ無くていいのに。
付属のフィルターは使えないので別に用意するのを推奨
さらに難点があるとすれば、付属のフィルターがかなりイマイチだということ。UVカット機能付きらしいのだが、上の画像を見てもわかる通り反射がすごい。これだと光の当たり方によってはまともな映像が撮れない。
なのでKenko Pro 1D NEOを用意。反射の仕方が違うのは一目見れば明らかにわかる。GoProの広角に対応したいので、なるべく薄枠の物を選んだ方がよさそう。
ちなみにこの状態でGoProを付けると、総重量は244g。割とずっしり重たいので、取り付け側の工夫も多少は必要になってきそう。
GoProをがっちり固定したい人にオススメのアルミケース
というわけでPULUZ GoPro HERO9用アルミ保護ゲージ、アクセサリーシューや付属の保護レンズこそ使えないが、GoProをがっちり確実に固定できる。アルミ製のケース自体しっかりしているし、脱落防止のワイヤリングも可能で、僕の目的にはばっちり対応していた。当然ケラレる(保護レンズの枠が映像に映り込む)こともなく、快適に撮影が可能だった。GoProをハードに使いたい人にうってつけのアルミケースだ。
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