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3~4人で使う家庭用NASはどれがコスパいいのか検討した結果、QNAPのエントリーモデルを買った話

PC周辺機器

3~4人しかいない極小規模の環境でもファイルのやり取りというのは結構あるもので、かつては我が家でもたまに困りごとの一つとなっていた。だが実際にどれぐらい使うのかどうかわからないものにお金を出すのは…ということで、まずは適当なクラウドを契約してみたのだった。

するとどうだろう。クラウドがあるとついつい便利に使ってしまい、気づけば無くてはならないものになっていた。これだけ使うのであれば、長期間で見れば毎月の利用料がもったいない。NASを組もう。

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極小規模で使うNASはどれがいいのか?

NASとは「Network Attached Storage」の略で、複数のデバイスから同時にアクセス可能なストレージのことを指す。外付けHDDは接続しているパソコンからしか中身が見れないが、NASなら他のパソコンやスマホからも中のデータを確認することができる。

我が家の中でNASを組むと決めたのはいいが、NASというのは手軽なものからスーパーハイエンドモデルまで様々なものがある。どれを選べばいいのかさっぱりわからない。基本的に我が家で必要なことは以下のものしか無い。

  • 主に3~4人でのファイル共有
  • 一部のファイルは個人パソコンと同期させたい
  • 家の外からもパソコンやスマホでアクセスしたい
  • たまに家族以外の人とファイルを共有したい

これぐらいだったらほぼどんなNASでもできるはず。今回はNASの中に動画ファイルを入れて動画編集するだとか、NASの中にウェブサイトを作って世界各国からアクセスさせるだとか、そんなことは考えていない。だからそこまで高性能である必要がない。

市場にあるNASには、Buffalo製に代表されるように最初からHDDが組み込まれているタイプと、自分でHDDを組み込むNASキットの2種類がある。今回は長期的な使用を見越してNASキットを選択することにした。HDDが壊れても自分で交換できるからだ。

また調べると、国産のNASは価格帯によってできる・できないことが変わったりするらしい。しかしNAS専門ブランドである台湾のQNAPやSynologyなら、最廉価モデルでも最上位モデルと同じ機能が(性能はさておき)使えたりするらしい。もはやこの手の製品は台湾製を選ぶのがベストなのでQNAPやSynologyを選ぼう。TerraMasterという中国のNASメーカーもあるが、ちょっと情報が少なかったのでパスした。

個人的には2024年に新登場してやたらと広告を売っていたUGREENのNASがハイスペックな割に価格が安くてかなり気になるのだが、新しすぎるものは長期的にサポートされるのかどうか不安。というかそもそもUGREENが今後どれだけNASサービスを続けていくのか不明すぎる。ということで今回は採用を見送った。めちゃくちゃ興味はあるけど。

使っていないパソコンにTrueNASというOSを組み込んでNAS化するという手段もある。が、今回は時間的な制限があったのと、ちょうどいい古いパソコンも無かったのでパス。NASキットを買ったほうがスペース的にもいいし…。

1ベイか2ベイか、それ以上か

NASキットにはHDDを組み込む「ベイ」があり、HDDが1つだけ入る1ベイモデルが大体一番安い。ただこれ、HDDが壊れるとその瞬間にデータもパーという恐ろしい代償がある。それと言うほど2ベイモデルと価格差がない。

なのでやはり2ベイ以上を選び、同一のファイルを書き込むRAIDを組むのが良い。予算が許せば4ベイで冗長性を確保したいところだが、今回は予算の都合で2ベイRAID1を組むことに決定した。4ベイモデル+HDD 4枚は流石に高い。

最廉価モデルでもいいのか…?

2ベイモデルは安いタイプが多いが、そうは言っても3万円前後のエントリーモデルから4万円台のミドルレンジ、7万円台のハイエンドモデルとスペックによって様々ある。

ハイエンドモデルはハイパワーなCPUに2.5GbEや10GbE LAN対応など魅力も詰まっている。が、中に入るのがHDDな時点で速くても2.5GbEまでしか意味がない。そもそも我が家のWi-Fiルーターやスイッチングハブは1GbEにしか対応していない…。いつか10GbEネットワーク組みたいけどまだまだ値段が高くて手が出ない。

高速通信は大勢が大量にデータのやり取りをするなら活きてくるだろうし、1人で使うのも当然快適だろう。ただ価格に見合う価値を今回のケースでは見いだせなかった。なので1GbEで十分。

となるとエントリーモデルかミドルレンジかで迷うわけだが、意外とここそこまでの性能差が無いことに気がついた。CPUはほぼ同じだし、性能に直結する部分で言えばせいぜいメモリ容量が2GBが4GBかの差しか無い。我が家の場合、全員が同時にガリガリ書き込むなんてことはあまり発生しないので、多分メモリが2GBでも事足りる気がする。

QNAPかSynologyか

となると最後にはQNAPとSynology、どっちのエントリーモデルを買うかという問題になる。QNAPだとTS-233、SynologyだとDS223j/Gがそれになり、TS-233のほうがメモリ容量が大きいなど若干性能が有利に思えた。

いくつかレビューを読んでみた限り、QNAPのほうがちょっと自由度が高い分設定が複雑で、Synologyは割とシンプルに使えるらしい。正直どっちでもいいと思う。

ちなみに僕は最終的には価格で決めた。

QNAP TS-233を購入

そして購入したのがこれ。

QNAPのエントリーモデルであるTS-233。購入時はセールをしており、QNAP TS-233のほうがほんの僅かに安かった。決め手はそれだけだが、先述の通りDS223j/Gより若干性能が良いところも加点ポイントだった。価格は購入時点で約2.9万円。これに2台のHDDが追加されるので実際に使用するにはもう少し出資が必要。

組み立てや初期設定、実際の使用感については後々書き足すが、案外普通に使えて満足度も高い。複雑なことを求めなければこれで十分使えると感じている。

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