現在僕がメインで使っているパソコンは東芝のダイナブック。別にインターネットを見たり、エクセルやワード、パワーポイントといったオフィスソフトを使う分には特に問題はないんだが、ここのところ一気に重くなってきて、電源ボタンを押してから30分以上たたないとまともに動かないし、フルHDの動画なんてカクカクもいいところだし、PhotoShopを含めアドビのソフトはかろうじて動かせるがストレスMAXな感じになる。ダメだこりゃ。
Adobe Creative Cloudがバリバリ動かせるタワーパソコンが欲しい
このダイナブックはおそらくもう7~8年ぐらい使ってる気がするし、持ち運び用のノートパソコンなら一回り小さいVAIOがある。そっちはいろんな事情があって今は32bitOSが入ってるから、64bitにアップデートしたいんだけど…。だからこのダイナブックはインターネットとかするだけの遊びパソコンにして、タワーパソコンを一台買おう。ってかそうじゃないといい加減仕事にならなくなってきた。
そんなわけで、僕が新しいパソコンに求める性能はこれ。
- Adobe Creative Cloudがバリバリ動く
- 4K映像にも対応できる
- なんならVRにも対応できる
- 少なくとも2画面以上を動かせる
- 予算は全部で20万円前後
4番はタワーパソコンなら大抵OK。PC用の液晶画面は今1台しかないから(しかも結構古い)、予算も考えるとパソコン本体で15万ちょっとまでになる。ただ、大きい買い物なので多少の予算の追加はあり得る。
とりあえずナショナルブランド品はありえない
現状ダイナブックとVAIOを使ってる人が何言ってんだって話だけど、今回にナショナルブランド品を買う理由はどこにもない。確かにVAIOとか超カッコいいんだけど、いらないソフトとかたくさん入ってて邪魔ったらありゃしないし、下手に削除もできないから困る。ちなみにVAIOは1回HDDがぶっ壊れた時にSDDに載せ替えて、不要なソフトは全部なくなったので素晴らしい使い心地になりました。とっとと64bitにしよう…。
基本的にかっこいいことは正義だと思ってるし、タワーパソコンだってかっこいいに越したことはないんだけど、今回はそこにこだわると値段が上がるのでパス。例えダサい見た目だったとしても、サクサク動くことを最優先しよう。
そうなるとBTOパソコンだ
BTOパソコンってな~に~?
って人はググってください。あぁ、ゴールデンエッグズの新作はまだなのかなぁ…。
…冗談です。適当に説明しましょう。
BTOとはBuild To Orderの略で、注文後に組み立てるパソコンのこと。BTOパソコンメーカーってのが何社かあって、言うなれば自作パソコンを代わりに組んでくれる人みたいなイメージをしてくれればOK。といってもパソコンのパーツを自分で全部選定する必要はなく、目的に合わせたパーツが組み込まれたパソコンを売っているのだ。僕もパソコンは全く詳しくないが、大体各メーカーは目的ごとに製品を分類してくれているので、割とメーカー品を買うよりも製品を絞りやすいかもしれない。「あともうちょっとだけスペックが欲しい」という場合でも、パーツの組み替え注文ができるので、一つ上のスペックのマシンが予算外、という場合でも予算内に収まる可能性が高いのもBTOパソコンの特徴。余程妙なスペックじゃない限りメーカー品や自作よりも安く収まるので、ちょっとパソコンに興味あるけど価格を抑えたいって人にはオススメ。メーカー保証もちゃんとある場合がほとんどだしね。
BTOパソコンのデメリットはデザインが基本的にダサいこと。今回はこれを二の次にしているから特に問題ではない。
BTOパソコンメーカーってなにがあるの?
なにがあるんでしょうだろうねぇ…。僕も詳しくないし、いっぱいあるみたいだからよくわからない…。ただメジャーどころぐらいは知ってる。
この3つは聞いたことあるなぁって感じ。マウスコンピューターは自分の父親がここのノートPCを使ってるのもあるけど、多分国内BTOメーカーで知名度No.1じゃないかな。それぞれの特徴はよくわからん。
早速それぞれのBTOメーカーのパソコンを探してみよう
パソコン工房
僕の場合だと「クリエイターパソコン」→「4K動画編集向けパソコン」と選んで行った。するといろんなうんちくが現れつつ、下にスクロールしていくと肝心の製品が表示された。
パソコン工房の場合は動画編集向けとして売られているのはこの3つだけだった。予算の関係から一番上のモデルを今回は選択。
マウスコンピューター
マウスコンピューターは選択肢が多い。「クリエイターPC」→「Adobe® Creative Cloud™ 推奨スペックモデル」を見ていくと、「民生用 4K動画編集・特殊効果処理向け製品」ってのが出てくるのでそれを見ていく。
同じく予算の関係で最初のモデルしか選びようがない。ついでに「VR体験/開発向けパソコン
」ってのも用意されていたので見てみると、
上から2番目に出てくるモデルがちょうどよさそう。
…あれ?さっきのと値段も一緒だし、モデル名も後ろに「-VR」が付くかつかないかの差しかない。仕様詳細を見てみても、「省エネ法に基づくエネルギー消費効率」の項目しか変わらない。むしろ何でそこだけ違うんだろう…?気になるけどまぁいいや、こっちのVR対応のほうにしよう。
ドスパラ
今までと同じ感じで、「クリエイターパソコン」→「動画編集」と選んでいく。
フルHD動画が編集できるモデルは結構リーズナブルな印象。最上級でも13万円だもんなぁ。じゃあ4Kが編集できるとどうなるの?
うげマジかよ。こりゃ買えない。フルHDの最上級モデルにしよう…。
スペックを比較しよう
選んだ3つのパソコンのスペックを比較しよう。
メーカー | パソコン工房 | マウスコンピューター | ドスパラ |
モデル名 | Sen-SV9R-i7BK-RM-VEditor4K | DAIV-DGZ500H4-VR | raytrek-V XT |
OS | Windows 10 Home 64ビット | Windows 10 Home 64ビット | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | Core i7-6800K (6コア) |
Core i7-6700 (4コア) |
Core i7-6700 (4コア) |
グラフィックボード | GeForce GTX 960 2GB | GeForce GTX 1070 8GB | GeForce GTX1060 6GB |
メモリ | 16GB(4GB×4) | 16GB (8GB×2) | 8GB(4GB×2) |
ストレージ | Serial-ATA HDD 1TB | SSD 480GB Serial ATAIII | 2TB, SATA (無料で250GB SSDプレゼント) |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチ | オプション | DVDスーパーマルチ |
電源 | 700W | 500W | 500W |
インターフェース | USB2.0×5 USB3.0×8 SDメモリーカードスロット×1 アナログ8chサウンド その他いろいろ |
USB2.0×2 USB3.0×6 アナログ8chサウンド その他いろいろ |
USB2.0×2 USB3.0×5 SDカードリーダー x1 microSDカードリーダー x1 アナログ5chサウンド その他いろいろ |
価格(税別) | 155,980 円 | 164,800円 | 129,980 円 |
ドスパラの安さが際立つが、マウスコンピュータの光学ドライブやSDカードリーダーがオプションなのも気になる。パソコン工房はグラフィックボードが古い型だ。マウスコンピューター以外はストレージがHDDで、さすがにいまどきストレージがSSDじゃないってのもどうかと思う。HDDを増設すればデータを収容できる容量は増えるし、そっちの方が安い。
カスタマイズしてみよう
せっかくのBTOパソコンなんだから、それぞれの気になるところをカスタマイズして見積もりを出してみよう。
メーカー | パソコン工房 | マウスコンピューター | ドスパラ |
モデル名 | Sen-SV9R-i7BK-RM-VEditor4K | DAIV-DGZ500H4-VR | raytrek-V XT |
カスタム | 【ストレージ】 240GB SSD / 2.5インチ Serial-ATA +5980円【増設HDD】 2TB HDD / 3.5インチ Serial-ATA +9980円【グラボ】 NVIDIA(R) GeForce GTX 1060 6GB GDDR5 +13780円 |
【増設HDD】 2TB ( 7200rpm / 6Gbps 対応 ) +9800円【光学ドライブ】 DVDスーパーマルチドライブ +2800円【カードリーダー】 10メディア対応マルチカードリーダー +2800円 |
【メモリ】 16GB DDR4 SDRAM +6080円【ストレージ】 250GB SSD +0円 |
総額(税・送料込) | 200,577円 | 197,856円 | 146,944円 |
うーんドスパラの安さが際立つな…。唯一4K映像に対応してると謳っていない機種だけに不安は大きいが…。マウスコンピューターよりも吊るしの状態だと安かったパソコン工房はSSDやグラボをカスタムすると大幅に値段が上がってしまった。それでもまだグラボの性能やSSDの容量がマウスコンピューターに追いついていないことを考えると残念だ。唯一電源が700WでCPUも6コアなのだが…。
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