WEBカメラを固定したり、ちょっと地面に近い位置から撮影したり、手持ちでパッと持ったりする用の手軽な三脚が欲しいな~なんて思ってた。謎ガジェット好きな僕としては中華のよくわからない三脚にしようかなと考えていたのだが、Amazonを見てみるとあることに気が付いた。
…有名ブランド品と謎中華三脚、値段が同じでは…?
Manfrotto PIXI
というわけで珍しくちゃんとしたブランド品を買ってみた。このManfrotto PIXIは、僕にとって初めてのManfrotto製品となったのだ。
イタリアンデザインの可愛い三脚
ところでこの愛くるしいデザインを見てほしい。こんなの中華の謎三脚と同じ値段で良いはずがない。全体的に曲面を使った有機的なフォルムは、なんだかUFOの下から生えてきそうな気さえしてくる。
脚段数は一段(調整不可)ながら、脚の可動部に適度な硬さがあるので、うまいこと調整すれば高さもある程度まで変えられる。地面から雲台までの距離は、軽いカメラを置いても自立可能な範囲で135mm~178mmぐらい。高くし過ぎると当然不安定になる。石突部分にはゴムが貼られているが、脚を最大に開いた状態でしか機能しない。
真ん中にある赤いボタン(ちょっと硬い)を押すと雲台が自由に動く。雲台の丸いベース部分は金属製になっていて、ボタンから手を離せばガチっと固定される。雲台は最大で水平から約40°傾けられる。
重量は実測197g。収納長は185mm。足を畳んだ時の一番太いところは直径40mmぐらい。
アクションカメラ~コンデジぐらいまで対応できる
Manfrotto PIXIの耐荷重は1kgなので、アクションカメラからコンデジぐらいを支えるのは余裕。というかそれぐらいがちょうどいい。
試しに80D+EF-S18-135 IS USMを載せてみた。ここまで行くと支えられはするがさすがに厳しい。印象。足の向きを間違えると確実に倒れるが、雲台はしっかり固定されていた。
手持ち撮影にも対応
Manfrotto PIXIのちょうどいい感じの曲面はとても手になじむので、GoProなどを付けた状態での手持ち撮影にもばっちり使える。ただ脚をグッと握ると脚同士が当たって「カチカチ」と音が鳴るので、動画の撮影では多少の注意が必要。脚が当たる部分にスポンジでも挟めば解決する程度の問題なので、文句を言うのも野暮な気がする。
…これはやっぱり厳しい。
マルチに使える好デザインのミニ三脚
Manfrotto PIXI、別にこれといった革新的な機能があるわけでもなく、どこにでも固定できる利便性も無ければ、脚の長さだって変えられない。でもこのデザインと確実な安定性があればそれで問題ない。脚の長さが5段階調整できるEVOモデルもあるのだが、僕の用途ならこれで十分だった。
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