Tenorshare 4DDiG:軽量動作でSDカード等の写真や動画を取り戻せるデータ復元ソフト【レビュー】

4.5
PCソフトウェア

人間誰しもミスをしてしまうもので、ふとしたタイミングで大切なデータを誤って消してしまったなんて経験をしたことがない人のほうが少ないと思う。またSDカードがクラッシュしてデータが見えなくなってしまった…なんて悲しい思いをしたことのある人もいるはず。

そんなときのために活躍するデータ復元ソフトを、Tenorshareから提供していただいたのでレビューする。

Tenorshare 4DDiG:データ復元ソフト

今回レビューするのがこのTenorshare 4DDiGデータ復元ソフト。WindowsとMacに対応するデータ復元ソフトで、今回はWindows版をレビューする。

特徴としては

  • あらゆる形式のファイルをサポート
  • フラッシュメモリやHDD等を問わずデータを復元
  • 無料でプレビューできる

といったところ。無料版と有料版の違いについては表記が無いので不明だが、早速無料版から試してみよう。

無料版をインストール

【公式】Tenorshare 4DDiG Windowsデータ復元: 失われたデータを復元する最強のツール
ハードドライブ、SD カード、USB、失われたパーティションなどからデータを復元するには、Tenorshare 4DDiG Windows データ復元 をダウンロードします。ワード、エクセル、画像、動画など1000 種類以上のファイルを復元...

WEBサイト上の「無料ダンロード」ボタンを押すとexeファイルがダウンロードされる。それをダブルクリックしてインストーラーを起動させる。

利用規約を確認したら「インストール」ボタンをクリック。僕の環境では30秒程度でインストールが完了した。サクサクっとインストールできるのはありがたい。

インストールが完了すると4DDiGが立ち上がった。割と直感的に操作できそうな予感のするシンプルなUIで好印象。

SDカードに入れたデータを復元してみる

データを復元するためにはまずデータを消去しなければならない。ということで1枚のSDカードを用意した。

SDカードフォーマッターにて「上書きフォーマット」した32GBのSDカードに

  • 写真:15枚
  • 動画:1つ

を入れて、それをSDカードフォーマッターにて「クイックフォーマット」をかけてデータ消去を行ってみた。

これでもうSDカード上には何も見えない状態になってしまって、通常の手段ではデータは復元できなくなった。さて4DDiGのお手並み拝見と行こう。

4DDiG上で先程データを消去したSDカードを選択して、右下にある「スタート」ボタンをクリック。

ファイル形式の選択画面が現れた。データ復元したい目的のファイルが決まっている場合はここで選択すると、おそらくスキャンや修復にかかる時間が短縮されるのだろう。今回はすべてのファイルをスキャンしてみる。

スキャンが開始された。今回の場合はおよそ20分程度でスキャンできるらしい。

スキャンが完了するとこの画面が表示される。

  • 既存のファイル
  • Tagファイル
  • 失われた場所
  • RAWファイル

と言った項目が並んでいるが、もともとのSDカードの中にはそのようなフォルダが無かったので正直この表示は分かりづらく感じる。

探してみたところ、「失われた場所」というフォルダの中に、先ほど入れた写真や動画が収められていた。動画の中身までは確認できないが、写真は確実に先程消去したものが全てきちんと揃っている。写真をクリックすると少し大きめにプレビューもされる。

「復元」をクリックするとこの画面が現れた。つまり無料版ではこのプレビューまでで、復元するためには有料版に移行する必要があるようだ。

有料版で復元作業を行う

というわけで有料版に移行する。

有料版の価格はこの通りで、月額5,478円、永久版で10,274円となっている。これまでレビューした他のデータ復元ソフトと同等か少し安いぐらいで、さらにこのときは30% OFFクーポンが発行されていた。

今回はTenorshareよりコードを提供していただいているが、通常購入すれば購入時に使ったメールアドレスと、その際に届いたコードを入力すればOK。「登録」ボタンを押して有料版に移行する。

有料版になったら右上にあった「今すぐ購入」ボタンが消えた。

復元したいファイルを全て選択して「復元」ボタンをクリックする。

復元するファイルを保存する場所を選択。わかりやすいので、容量に余裕があるなら「デスクトップ」を選ぶのが良いだろう。選んだら「復元」ボタンをクリック。

1分も立たずに復元が完了した。

デスクトップ上に新しいフォルダ「4DDIG_日時」が作られており、中身を確認すると先程消したはずのファイルが全て揃っていた。見てみても画像の欠けや動画の飛びは確認できず、完璧に復元出来ていた。ただし元々振り分けていた「写真」「動画」といったフォルダはここには無く、4DDiG上にも確認できなかったのが残念。

高い精度でデータ復元が可能なソフトウェア

というわけでTenorshare 4DDiGをレビューしてみた。

良いポイントとしては

  • 無料でデータ復元が可能かどうか試すことができる
  • 今回は完璧なデータ復元ができた
  • 動作が軽く、データ復元にかかる時間も短い
  • 明瞭で直感的に操作できるUI

といったところが感じられた。逆に少しイマイチだなと思ったポイントとしては

  • スキャン後の「フォルダー」で復元したいデータを探すときの若干の分かりづらさ
  • 元々のフォルダや振り分けが消える

といったところ。特にHDDがクラッシュしたときのことを考えると、フォルダが無くなってしまうと元通りに戻すには大変な苦労が必要になるので、今後のアップデートでの改良を期待したい。

ただ動画などの大容量ファイルですらサクサクっと完璧に復元できるのは非常にありがたい。まずは無料で復元可能か確認することができるので、無料版から試してみることをオススメする。

【公式】Tenorshare 4DDiG Windowsデータ復元: 失われたデータを復元する最強のツール
ハードドライブ、SD カード、USB、失われたパーティションなどからデータを復元するには、Tenorshare 4DDiG Windows データ復元 をダウンロードします。ワード、エクセル、画像、動画など1000 種類以上のファイルを復元...

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