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自動で文字起こししてくれるAIボイスレコーダーNotta Memo Type-Cをレビュー 便利だが致命的な欠点も

3.5
ガジェット

僕はたまにボイスレコーダーを使うことがあるのだけども、その後収録した声を確認しながら文字起こしするのがとにかくダルい。記憶が新しいうちに文字起こしするのが一番いいが、時間が経つとどんどんだるくなって、結局何のためにレコーディングしたのか分からない音声が増えていく。

僕のそんな悩みを知ってか知らずか、Notta株式会社からAIボイスレコーダー「Notta Memo Type-C」を提供いただいた。もしかしたらこれは、文字起こしのだるさを解決してくれるかもしれない。

なお、商品提供を受けているがレビュー内容に関してはかなり正直に書いていく。

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AIボイスレコーダー Notta Memo Type-C

今回レビューしていくのはNotta Memo Type-Cというボイスレコーダー。「AIボイスレコーダー」と銘打っている通り、ただ声を収録するに留まらない機能を備えているらしい。

とりあえず箱はかなり上質で、いいスマートフォンを買ったときのような丁寧な梱包だった。ちょっとテンション上がる。

内容物は

  • Notta memo本体
  • ケース
  • USB TypeA to Cケーブル
  • 専用USB充電ケーブル
  • Mag Safe用リング
  • 取扱説明書
  • 保証書

とシンプル。

Notta memo本体はカードや名刺とほぼサイズで、厚みは3mm程度とかなり薄い。アルミっぽい金属でできていて、表面の凹凸含めてかなり質感は高い。上部には切り替えスイッチや液晶画面、ボタンが備わる。また表面と天面にはマイク用のかなり小さな穴がある。

右上にあるボタンが電源ボタンで、1秒押しで電源ON、8秒長押しで電源OFFと操作は簡単。ただ実際にはかなり短く押しても起動するので、そのつもりがないのに誤って起動させてしまうことがちょくちょくある。バイブレーターも内蔵されており、電源ONに合わせて震え、液晶画面でも電源が入ったことが確認できる。

裏面はかなりシンプルで、下部に各種表示と充電端子が備わるのみ。

専用ケースにパチっとはめることで、TypeC端子で充電できたり、Mag SafeでiPhoneとくっつけたりすることが出来る。僕はMag Safe対応端末を持っていないので出来ないが。

ちなみに充電はPD規格の充電器からでも可能だった。

また専用ケーブルを使えば直で充電も可能。とは言えこちらはUSB TypeA端子なので、今どきこれを積極的に持ち運ぶのは少々面倒にも思える。TypeC端子だったらよかったのに。

重量は本体のみで実測29g、ケース込みだと実測58g。かなり軽量だが、ケース込みだとその軽量さが若干スポイルされてしまうのは気になるポイント。

ちなみに手持ちの普通のボイスレコーダーは73gだった。

サイズを見比べてもNotta memoの小ささは際立つ。普通のボイスレコーダーで持ち運びに苦労したことはないが、Notta Memoの本体だけなら財布に入れることだってできるレベルで小さい。実際に財布に入れることはないけど。

スマートフォンと連携して使用するのが基本的な使い方

Notta memoはボイスレコーダーでは有るが、基本的にはスマートフォンアプリとの連携、あるいはPCとの有線接続が必要となっている。

オンライン文字起こしサイト|Notta Web版
パソコンで文字起こしや議事録の作成を手軽に行います。Zoom、Google Calendar、Notionなどのツールと連携でき、作業効率が大幅にアップします。

PC接続時はWebアプリがブラウザで動く。

ボイスレコーダー・自動文字起こしアプリ(iOS/Android) | Notta
スマホ版アプリ(iOS/Android)で文字起こし作業を効率化にする!移動中でいつでもどこでも音声を記録したり、文字起こしたりできます。

スマートフォンアプリはiOS、Androidの両方に対応。僕はAndroidユーザーなので、今回はAndroid版を使用した。

アプリをダウンロードするとチュートリアルが表示され、ログイン画面に移る。Nottaアカウントを持っていない場合は新規登録から登録する。

デバイスを選択。今回はNotta Memoを選択。Notta Memoを起動させるとBluetoothで接続される。収録した音声の容量が大きいときには自動でWi-Fi接続にも切り替わるらしい。

Notta Memo購入者にはスタータープランとして

  • 文字起こし:300分間/月
  • ファイルインポート:100回/月
  • AI要約:100回/月

が無料で使える。とは言え月300分は会議などで議事録を取る用途に使おうと思うとあっという間にいっぱいになってしまいそう。とは言え有料プランもそこそこいい値段するので、ガッツリ使う前にまずはスタータープランで試してみるほうが良さそう。

アプリからは

  • 録音の開始/停止
  • 録音した音声データの再生
  • 音声データの文字起こし
  • 録音データの翻訳
  • 録音データのAI要約

などが可能。文字起こしは録音終了と同時に自動で行われる。録音の開始/停止はNotta Memo本体からでも操作できるのだが、なんだか少し分かりづらいのでアプリから操作したほうがいいように思った。

録音の音質はかなり微妙

まずは動画を再生し、スピーカーからの音声がどう拾われるのかを試してみた。動画は僕が作った、ずんだもんと春日部つむぎがバイクで走るものを使用。

合成音声な上にBGMとバイクの排気音まで合わさっているのであまり条件は良くないだろうが、果たしてどうなるか。

この環境だと文字起こしの精度はかなり微妙。良くて6~7割といった感じで、バッチリ文字起こしできている部分も有るが、中には全く意味が通じなかったり中身が変わってしまっている部分もあった。どうやらNotta Memoは単に聞こえた言葉を文字にするだけではなく、AIである程度それらしい文章に書き換えているみたいな挙動も見受けられた。

また収録された音声の品質がそもそも微妙。音質があまり良くなく薄っぺらい感じなことに加え、BGM等のノイズを無理に抑え込もうとしているために本来聞きたい声も歪んでしまっている。クリアに声を拾ってくれない。

もちろんクリアに音が拾えて無くても、文字起こしの精度さえ高ければそれでいいのだが…。

音声設定に「無音スキップ」と「AIノイズキャンセリング」という機能がある。無音スキップは便利で良いのだが、AIノイズキャンセリングをONにすると何を言っているのか全くわからない音声になってしまった。

手持ち録音はかなり厳しい

個人的に致命的だと思ったのは、Notta Memoを手で持った状態では使えないこと。手や指が擦れる音がマイクに思いっきりノイズとして乗りまくり、音声として使い物にならなくなる。わざと指をこすりまくって録音してみたところ、当然だが文字起こしは全く出来なかった。

手持ちで使えないということは、立ち話でのインタビューとかには全く使えないということ。僕の場合そういう用途で使うことが多いのでかなりがっかりした。

ちなみに手持ちのノイズは付属ケースの有無でも試したが、ほとんど違いはなかった。

取説によれば「ライブ録音モード」にすると手持ちでの録音が可能になるとされているが、その差は全くわからなかった。手持ち収録する際にはなるべく手を動かしたり本体を擦ったりしないほうがいい。もしかしたら取説に書いてある「MagSafeレザーケース」というオプションパーツに入れれば改善するのだろうか…?

では机に置いて動かさない状態なら万全なのか?と思えば、それも違う。Notta Memoを置いた机を手で叩いたりすると、思いっきりノイズが乗ってしまう。複数人での会議だと机を叩いたり擦ったりする人も出てくるだろうが、ご丁寧にその手のノイズも拾ってしまう。うーん、なんだかとっても使いづらい。

肉声ならそれなりに高精度で文字起こし出来る

さすがに合成音声だけで判断するのは分が悪いだろうから、僕の肉声でも試してみた。この記事の前半部分を読み上げて出てきた文字起こしがこれ。

意識的にはっきり声を出しているせいもあるが、肉声での文字起こしの精度はかなり高い。というかほぼ間違っているところがない。題名の「ノッタメモType-Cのボイスレコーダー機能レビュー」というのも自分で書いたわけではなくAIが勝手に出力したものだが、的を得ている。

試しにスピーカーからかなり大きめにBGMを流しながら同じ文章を読み上げてみた。最初の「不快な音声の環境で収録しています」というセリフは、正しくは「とても大きい音楽が流れている環境で収録しています」なので全く異なるのだが、まぁ言わんとすることはわかる。それ以降の内容はかなり高精度に文字起こしできている。

とはいえ収録された音声は、先程の動画を文字起こしした場合と同じく決して明瞭とは言えない。文字起こしされた内容が正しいかどうか確認する時は多少ストレスかもしれない。

AI要約機能は有用そう

Notta Memoには文字起こしされた情報をAI要約する機能がある。これも使ってみよう。

文字起こしされたデータから「AI要約」を押すと、いくつかテンプレートを選んだりアウトラインにそって出力してもらうような設定ができる。今回はAutoで、先程のこの記事の序文を読んだ部分を要約してもらう。

するとこんな感じで要約してもらえる。言ってないことまで書いてあるので要約された内容を鵜呑みにするのは良くないが、ダラダラとした会話文を読むよりは読みやすそう。

会議などで複数人が喋ったり、話が脱線したりする状況があるとこのAI要約機能は活きてきそうだ。

AI要約機能以前に、まずタイトルを自動で出力してくれる機能が結構ありがたい。いちいち中身の音声を聞くこと無く、おおよそ何の話だったかがわかるのは助かる。

ただし文字起こしを含めたAI機能はすべてインターネットに繋がっている環境下でしか機能しない。

ボイスレコーダーとしては微妙 文字起こし機能は肉声ならそれなりに優秀

というわけでNotta Memo Type-Cをレビューしてきた。まとめるとこんな感じ。

  • 肉声なら優秀に文字起こし出来る
  • 多少の環境音には惑わされず文字起こしできる
  • 薄型、軽量で持ち運びが容易
  • スマホ・PCで利用可能
  • アプリからの操作が直感的
  • AI要約・翻訳機能などが充実
  • 単体やネットのない環境だと使いづらい
  • 録音の音質があまり良くない
  • 手持ちだとノイズが入りやすい
  • 大量に文字起こししたい場合は別途有料プランへの加入が必須
  • 不意に電源が入りがち

ボイスレコーダーとして考えると「手持ちで使いづらい」のは個人的にはかなり致命的。録音の音質もさほど良くないので、録音データを聞きなおすときのストレスは多少ある。ネットに繋がっていないと使いづらかったり、単体での使用はあまり便利ではないなど、気になるポイントは少なからずある。

が、少なくとも肉声の文字起こしの精度は優秀だし、文字起こしの精度が高ければ音声を聞きなおす際のストレスも減る。アプリの操作感が良いのももちろん、本体がとにかく薄型・軽量なのも嬉しい。Notta Memo Type-Cがあることで文字起こしの労力がかなり削減されるのは間違いない。Amazonでは通常販売価格25,500円、セール時は20,400円になることもあるようなので、必要な人にとってはすぐに元が取れそうだ。

26%OFFになるAmazonクーポンを発行!

株式会社Notta様よりAmazonで使えるクーポンを発行していただいた。単体使用時で8%OFF、現在開催中のAmazonプライムセールと合わせると26%OFF、18,768円でNotta Memo Type-Cを購入できる。

文字起こしを自動化したい人はこの機会にぜひ購入してみてはいかがだろうか?

  • 対象商品: Notta Memo(Type-C対応モデル)
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