一眼レフの交換レンズを持っているなら必ず装着したいもの。それがレンズ保護フィルター。僕はこれまで安物を使っていて、その性能を何か不満に感じたことはなかったんだけど、ここにきてちょっと高いレンズ保護フィルターが欲しくなってきた。
2年使って傷が増えてきた
これまで使っていたのはZEROPORT JAPANという、あんまり聞きなれないメーカーのフィルター。さっきも言ったように、正直なところこの値段で選んだ安価なフィルターの性能を何か不満に思ったことは全くない。
ただ、丸っと2年間使い続けてきたら、そこそこフィルターに傷が入ってきた。僕は屋外でカメラを使用することがほとんどで、しかも雨も埃もいろんなごみも飛んでくるような劣悪な状況でばかり撮影を行っている。フィルターに入った傷を見ると、
「あぁ、保護フィルターを付けててよかったなぁ」
という気持ちになった。実際のところこの程度の傷であれば写真にほとんど影響はないんだけども、ボロくなってきたし買い替え時だろうと思ったのだ。あとレンズも買ったし新しいフィルターが必要だ。
Kenko PRO 1D NEO
そして選んだフィルターが、kenkoのPRO 1D NEO。ついに(カメラ業界では)メジャーブランドのちょっと高いフィルターを買ってしまった…。
面反射率0.5%以下・防水防汚機能付きの高性能フィルター
PRO 1Dシリーズは、kenkoのフィルターの中では入門編となるMCプロテクターNEOと、高級プロテクターであるZetaシリーズのちょうど中間となるレンズ保護フィルター。面反射率0.5%以下で写真のクオリティに影響を与えず、さらにPRO 1D NEOは無印のPRO 1Dに比べて防水・防汚機能を備えている。僕みたいな劣悪な環境で撮影している人にはうってつけのフィルターだといえるだろう!その分激安フィルターの倍ぐらいの値段なんだけど…。
Kenko曰く「薄枠フィルター」とのことだが、ZEROPORT JAPANのそれに比べると1mmぐらい枠が厚く、全体の厚みは4mmほど。
凄いのはやはりその反射率の低さ。これまで使っていたものとPRO 1D NEOの二つを並べて、天井の蛍光灯を反射させてみるとそれは一目瞭然だった。ZEROPORT JAPANの反射率1%以下フィルター、もちろん2年使っているので多少反射率は上がっていると思うが、に比べると、上側に置いているPRO 1D NEOは薄い青色以外のすべての色を透過させているようだ。ガラス外周の黒塗り加工によりフィルター内部での反射も抑えられているようで、蛍光灯の光の線もかなり狭い。PRO 1D NEOの性能の良さが明らかに見て取れる。
レンズに装着
実際にレンズに装着してみるとこんな感じ。マットな質感でローレット加工が施されたフィルター枠はかっこいい。枠の厚みも少しあるのでレンズキャップもしっかりハマる。
実際に撮影してみてもフィルターの存在感はない。さすがに太陽を撮るとフレアが出るけども、フィルターを外してもほぼ同じ結果だったのでフィルターの影響は感じられなかった。
あまりカメラに優しくないコンディションで撮影する僕にとって保護フィルターは必須。傷がつくからあんまりお金もかけたくないし、でもそこそこ高性能で防汚効果があるのがいい。Kenko PRO 1D NEOはそんなわがままを満たしてくれるフィルターかもしれない。
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