カメラの性能はすさまじく向上し、動画だって4K映像になるとそれはもう膨大なデータ量になる。鮮明で高品質な映像を取れるようになったことに対する代償なのかもしれない。そうすると次は、いったいその膨大なデータをどうやって保存するか、それが問題になる。特に僕のように、出先で3日間も撮影し、PCで作業しなければならないような状況だと、80Dに挿しているSDカードの容量じゃ不安だし、かといってSSDに換装している僕のノートPCだと容量が不足する恐れもある。じゃあポータブルHDDを、となるが、これもデータ破損の恐れがあるのであまり積極的に持ち運びたいものではない…。と思っていたが、Transcendからいい商品が出ていた。
Transcend StoreJet 25M3 ポータブルHDD
耐衝撃性能とハイスピードな転送速度を重視したこのハードディスクは、ラバー製のアウターケースと3層構造の衝撃保護システムにより、他のHDDにはない独特のデザインになっている。ちょっとカートゥーンネットワークでやってた「BEN 10」に影響されてる気がする(笑)。水色/白のモデルもあるようだけど、こっちの方が男っぽくて僕は好きかな。別に表面のゴムがプニプニしているとかそういうことはないのだが、触ると内部にある程度の空洞があるようで、見た目や手触りで耐衝撃性能が高そうな印象を強く受ける。ちなみに、僕が持っているのは1TBモデル。
容量は931GBなのでまぁ普通だろう。ちなみに、ワンタッチでバックアップが取れるボタンが付いているが、使う予定はない…。
USB3.0対応の太くて丈夫なケーブル
Amazonのレビューを見ると、ケーブルが使えないというレビューが妙に多いが、よく見るとその情報は2014年あたりに集中している。僕がこれを購入したのは2016年の3月だが、太くて丈夫そうなケーブルが付属していて、もちろんデータの転送には何の問題もなく、USB3.0でも2.0でも充分スピーディーにデータの転送ができている。ちなみに、ケーブルの長さはおよそ50cmほど。若干HDD側がぐらつくのが気になるけど、今のところそれで何か問題が起きてはいない。
ちょっと気になるところ
その1:起動が遅い
他にも2個ポータブルHDDを持ってるのだが、その2つに比べると、ケーブルを繋いでから認識されるまでのスピードが若干遅い。実用にはほとんど関係ないっちゃ関係ないのだが、少しだけ気になる。
その2:反応が遅れる
多分起動が遅いことと関連しているのだろうが、例えばブログの本文を書いていて10分程度HDDのデータに触れない時間があったのちに、写真を取り出そうとすると若干反応が遅れることがある。どうも10分間操作していないと節電モードという状態に移行するらしいので(ボタン周囲の青色ランプが消灯する)、その影響かと考えられる。
その3:サイズが大きい
耐衝撃性能のためだろうが、他の2.5インチポータブルHDDに比べると一回りサイズが大きい。とはいってもそもそもそんなに大きくないので、これで安心を買っていると思えばさほど気になることでもない。
総評:高い安心感と十分な容量
今のところこのHDDを机の上から落とした、といったことはないのだが、バックパックの中に入れて飛行機や車、もちろん徒歩などで持ち歩いているが、何らかの不具合が起きたことは今のところなく、見た目にもタフな印象を受けるデザインで満足している。容量も1TBあれば動画や写真のひとまずの保管には十分すぎるし、転送速度も速く素晴らしい。若干気になるところはありつつも、気兼ねなくガンガン持ち出せるその耐衝撃性能は僕に高い安心感を与えてくれている。
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