ぶっちゃけカメラは詳しくない。それどころか、正直言うと写真を撮るのはあんまり好きじゃない。見るのは好きなんだけどね~…。そんな僕なんだけど、それなりのクオリティの写真をガンガンとらなきゃいけなくなっただけでなく、ついでに動画も撮らなきゃいけないような状況になってしまった。なんてめんどくさいんだ!被写体のスピードが速いのでコンパクトカメラじゃ追いつかない、だけども一眼レフとビデオカメラの2台持ちなんてありえない。そんなわがままな要求にこたえてくれるカメラを探していたんだけど、それがついに登場した。Canon EOS 80Dだ。
Canon EOS 80D
今年の3月末に発売されたばかりの80Dはもちろん70Dの後継機種。最初にも書いたけど、ぶっちゃけカメラは詳しくない。測距点が45点になったり画素数が上がってたりするけど、そんなことは僕にはどうでもいい。大切なのは、購入した時期(2016年6月)に値段がほとんど変わらない、7DMark2とどちらがいいのか、この点に尽きる。カメラ好きの友人や、プロカメラマンとして働いている友人にアドバイスをもらったらみんな口をそろえて7DMark2がいいという。そりゃそうだろう。上位機種だし、写真を撮るだけならもちろんそっちがいいに決まっている。ただ、僕は動画も撮りたいんだ!ついでに言うと気軽に撮れるのがいいんだ!1080p60fpsの動画は7DMark2じゃとれないし、本体重量だって180gも80Dのほうが軽い。動画撮影中も自動で被写体を追っかけてピントを合わせるのも80Dにしかできない。そんなわけで相談に乗ってくれた友人には悪いが80Dを購入した。
バリアングル液晶の使い心地
80Dには角度が変えられる液晶パネルが装備されている。動画撮影時は自動的に液晶パネルに映像が映し出されるのでその際にちょっと使ってみたが、低い位置などでの撮影にはかなり好都合で好ましい。でもミラーレスではない一眼レフなので、静止画の撮影の時には使えないっぽい(使えるのかもしれないが、そこまで機能を把握していない)。そういう意味では、バリアングルがあるからこそなんだか不満に感じてしまうところがある。ただ、タッチパネルは超優秀で、ボタン操作ではない直観的な操作が可能。ただ画像を消すだけでもかなり快適に操作できる。
キットレンズ:EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USMはすごい
正直一番驚いたのは、キットレンズであるEF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USMの性能の高さ。80Dの動画性能に合わせて開発されたらしいこのレンズ、ピントの合うスピードが尋常じゃなく速いだけじゃなく、まったく音がせずにピントが合う。僕がこの前に使ったことのある一眼は30Dなので、その当時だとAFを合わせるたびにギュインギュインいうのが当たり前だと思っていたから逆に気持ちが悪い…。けどなれたら音がしないのもあんまり気にならなくなってきた。友人に教えてもらった親指AFと組み合わせるとまさに最強。AFモーターの音がしないから、動画にモーター音が挟まることもなくていいよね。素晴らしい…。
先端に装着されている保護フィルターはこれ
作例
カメラド素人がプログラムオート(P)の標準設定のまま適当に撮ってもそれなりにきれいに映る。特に明るいところだとパキッときれいに写真が撮れるのでかなり気持ちがいい。
それとは対照的に、標準のプログラムオートの場合、少しでも暗くなると途端に暗く映ってしまう。今のところ明るく撮りたい場合はマニュアルモードに切り替えて行っているが、もうちょっと手軽にバシャバシャ撮ってもそれなりになるような設定を探っていきたい。
動画の場合はこんな感じ。1080p60fpsの高画質で滑らかな映像が取れる。ただ、これも静止画と同じく、少しでも陰ると急に暗く映ってしまうので、要改善事項だ。
ほとんど標準状態での総評
かなり満足度が高い。7枚/秒の連射スピードは必要にして十分な性能で、自動的に被写体を追いかけるAIサーボAFの性能も素晴らしい。とりあえずはPモードで親指AF、AIフォーカスAF、ハイスピード連射モードの3つを設定すれば、初心者でも動きの速い被写体をそれなりに捉えることができた。ただし上にも書いたように暗い場合の挙動が極端なので、そこだけは気になるところ。カメラは全く詳しくないけど、一眼が欲しいと思っている人の参考になると嬉しい。
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