SAMSUNG EVO Plus 128GB(2022年版):高コストパフォーマンスと安心の耐環境性能を持つカメラ向けSDカード【レビュー】

4.5
PC周辺機器

カメラをCanon EOS R6 MarkⅡに買い替えたら、SDカードスロットが2枚刺しになったため、予備のSDカードが足りない状況になった。SDカードを買い足そう。

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SAMSUNG EVO Plus 128GB(2022年版)

前回買ったSDカードがSAMSUNG EVO Plus(2021年版)。これがなかなか調子良く、というよりも特になんの問題もなく使えるので、これを買い足そう。幸いなことに2023年も半ばを超えてくると、前回買ったときにはまだ値段が若干高かった2022年版も少し値下がりしている。なので…

今回は2022年版を購入。デザインのスペックが若干上がったモデルだ。主にカメラやパソコン向けのSDカードとして販売されている。2023年6月時点で128GBのモデルは1780円で購入できた。安い。

ちなみに2023年版は存在しないので、2022年版が2023年6月時点での最新版ということになる。

グレードEvo Plus(2022年版)Evo Plus(2021年版)
型番MB-SC128K/ECMB-SC128H
容量128GB128GB
規格SDXCSDXC
スピードクラスU3、V30Class10、U3
最大読込速度130MB/s
※対応カードリーダー使用時
100MB/s
最大書込速度記載なし記載なし
データ保護機能防水、耐温度、耐磁性、耐X戦
耐衝撃、耐落下、耐摩耗
防水、耐温度、耐磁性、耐X戦
耐衝撃、耐落下、耐摩耗
動作温度範囲-25℃~85℃-25℃~85℃
保証年数10年10年

2021年モデルとの違いは、大雑把に言えばスピードクラスにV30が追加され、最大書き込み速度が130MB/sへと向上したことにある。

ただ気になるのは書き込み速度に注意書きとして「※対応カードリーダー使用時」とある点。どうもSAMSUNGのこちらのページによれば、対応するSDカードリーダーとの組み合わせの時は130MB/sが出て、それ以外ではUHS-I SDR104の規格に準じるとのこと。対応するSDカードリーダーはUHS-I DDR200という規格に対応しているものになる。

Samsungから新発売のUHS-I DDR200対応SDカードで転送速度を比較検証 (1/2)
UHS-I DDR200をサポートする高速なSDカード。ただし性能を引き出すためには、カードリーダーの性能も大きなポイントとなってくる。そこで複数のカードリーダーを用意して、どれくらい性能に差が出るかテストしてみた。

実際これを検証したメディアもあって、事実対応SDカードリーダー以外ではスペック通りの速度が出なかったそうだ。まぁそれでも2021年版と変わらない速度なので問題はないだろう。

ちなみにより上位機種のSamsung PRO Plusにすると読み込み160MB/s、書き込み120MB/sへとスピードアップする。こちらも対応SDカードリーダー使用時らしいが…。

Crystal Disk Mark8で読み書き速度を計測

さっそくCrystal Disk Mark8で読み書き速度を計測してみた結果がこちら。SDカードリーダーはUSB3.0 Card Reader 40752JPを使用した。

対応カードリーダーが手元にないのでなんとも言えないが、2枚買ってみて2枚とも読み込み97MB/s、書き込み63MB/sと十分な速度を発揮。書き込み60MB/sはV60規格と同等なので、表記スペック以上とも言える。ちなみにこの結果は2021年版とほとんど変わりがない

そもそもUHS-I規格の最大転送速度は104MB/s

そもそもの話だが、今回のSDカードはUHS-Iという規格のカードなので、最大転送速度が104MB/sに制限されているはず。なので今回の検証で97MB/sの書き込み速度だったのは正常で、スペックでこれを上回っているほうがおかしい。

ただし今回のSAMSUNG EVO Plus 128GB(2022年版)はUHS-I DDR200というまたちょっと特殊な規格を採用しているため、UHS-Iの規格を超えたスペックを発揮しているというわけ。ただしそれには対応カードリーダーが必要なわけだが…。

ちなみに、UHS-Ⅱであれば312MB/sまで対応、さらにUHS-Ⅲ規格品は624MB/sになる。

Canon EOS R6 MarkⅡの秒間40枚連射でテスト

Canon EOS R6 MarkⅡの秒間40枚高速連写モードで書き込みをテストしてみる。

設定は1枚のSDカードにL版のJPEGとRAWを同時に記録するモード。電子シャッターを使って秒速40枚の超高速連写をしてみる。

テスト結果としては、約3秒、131枚連射した時点でバッファが詰まって撮影が中断された。Canon EOS R6 MarkⅡでは大体こんなもんだろう。数秒で復帰したので次の撮影に移るのもすぐだった。

実際にはこんなに長時間連射することは僕は無いし、何ならRAWで撮影することもほとんどないので、実用上の問題はないと言える。JPEGのみであればバッファが詰まることはないはず。

安くて大容量で安心のカメラ向けSDカード

あらたに2022年版のSAMSUNG EVO Plus 128GB SDカードを買ってみたが、2021年版と同じくハイコストパフォーマンスでかつ正規品の安心感のあるSDカードだった。

対応カードリーダーじゃないとスペックの速度が出せないのは気になるが、実用上は問題ないし、本当にそれを求めるならUHS-I DDR200対応のカードリーダーを買えば良い。Delkinの対応カードリーダーならAmazonで2400円ぐらいで購入できる。

UHS-I DDR200に対応するカードリーダー

個人的にはAnkerの製品のほうがTypeCポート接続だしUHS-Ⅱ対応だし将来的に見てもオススメかなと思う。

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