ノートPC純正ACアダプターをやめて、USB Type-Cで充電しよう!エレコム ノートPC用充電ケーブル DC-PDFE20BK【レビュー】

4.5
PC周辺機器

ノートパソコンのACアダプター邪魔すぎ~~~!!!

と、持ち運ぶたびに思う。まずコンセントに刺さるケーブルが太すぎるし、ACアダプター本体が大きすぎるし、そこからさらにケーブルが伸びているのも気になる。

今どきTypeCで充電できるノートパソコンが主流になってきているとはいえ、そのためだけに使えるパソコンを買い替える予算なんて無い。が、この邪魔で仕方がないケーブルをどうにかして排除して、鞄の中のスペースを少しでも広くしたいと常々思ってきた。どうにかしてACアダプターをお留守番させる方法はないものか…。

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エレコム ノートPC用充電ケーブル DC-PDFE20BK

実は世の中にはノートパソコンをPD給電させるためのアイテムが存在する。謎中華製品も数多く存在するが、この手の電源系で適当なものを買ってパソコンが故障するのは強すぎる。なのでエレコムの製品から選んでみた。

それがこちら。

エレコム ノートPC用充電ケーブル DC-PDFE20BK。見た目の通りType C端子からPDでノートパソコンを充電するケーブルだ。

この製品、シリーズでラインナップが4つあり、

丸型プラグは外径5.5mm/内径2.5mmのタイプで、主にFUJITSUやNEC、TOSHIBAのノートPCに対応。角形プラグは外寸11mm×4.5mmのタイプで、主にLenovoやNECのノートPCに対応している。いづれもケーブル長は2m。

ただしどのケーブルも出力電圧は20V。なので純正ACアダプターが19~20Vのタイプにのみ対応している点に注意が必要。

僕のMSI製ノートPCのACアダプターは主力が19V-4.74Aなので、出力は90.06W。このため今回は100W対応のDC-PDFE20BKを選ぶ必要があった。出力が60W未満のACアダプターの場合は60Wのケーブルを選べばOK。

ケーブルは100W対応モデルということで直径約4mmと少し太め。取り回しに難儀するほどではないが少し硬く、形が残りやすい。もうちょっと細く柔らかいケーブルにならなかったかなぁとは思う。

でもこの、片側がUSB Type-C、もう片側が丸型DCプラグというケーブルは見た目がかなり異様。見慣れてなさすぎてすごく変な感じがする。ちなみにプラグは両方ともかなりきちんとできていて、Type-C端子は押出成形されているし、内部のピンは金メッキされている。持ち手はプラスチックながら必要なところには割とコストがかかった作り。

僕のノートPCであるMSI PS63 Modern(2019年モデル)はDCプラグが外径5.5mm/内径2.5mmのタイプだったので選べた。電源プラグのサイズによっても使える/使えないがあるので、よく注意して購入する必要がある。

荷物が一気にコンパクトに

最初にも書いたように、僕の目的はあの憎きACアダプターを家にお留守番させて、より荷物をコンパクトにすること。実際にどれぐらいコンパクトになるのか見てみよう。

右が純正ACアダプター。左が今回のエレコム ノートPC用充電ケーブル DC-PDFE20BK + Ugreen Nexode 65W。ちょうど今は手元に100W超えのUSB充電器が無いのだが、今となってはこの65W充電器とほぼ同等サイズの100W充電器も存在するので、大きさの比較対象としては問題ない。

写真から見てもわかるように明らかにコンパクトになるし、かさばりづらくもなる。

ちなみにこのDC-PDFE20BKの重さは実測値で82g。65W充電器と合わせると重量は208gだった。対して純正ACアダプターは345gだったので、約140gの軽量化を実現した。

ただ、UGREENの現行型100W充電器は200gある様子なので、同出力で比較すると60gぐらいの軽量化になる。

とはいえこの小ささは圧倒的で、今までなら絶対に入らなかった小型のポーチにすらすっぽり入るサイズ感に収まる。ACアダプターがあるせいでカバンがパンパンになっていたところもあるので、このコンパクトさは素直に嬉しい。

USBからノートパソコンが充電できる

とはいえ実際に充電できなきゃ意味がない。早速試してみよう。

USB充電器をコンセントに刺して、そこにエレコム ノートPC用充電ケーブルを差し込み、DCプラグをノートパソコンに差し込むと…

無事に充電できた。目的は達成された!

この状態で数時間放置してみたが、何ら問題なく充電され、電池の容量がきちんと増えていくことも確認できた。ただし純正ACアダプターが約90W出力なのに対して、今回使ったUSB充電器が65W出力なためか、充電残量が92%のところから上がっていかなくなってしまった。充電残量は増えないがUSB充電器は人肌程度に温かい状態が維持されており、充電を進めようとしている様子は確認できる。

これは恐らくUSB充電器の出力不足から来る問題だと思われるので、近々100W充電器を入手して試してみたい。

ぶっちゃけ2mもいらない

使っていて気になった点が1点。

正直言って、ケーブル長2mは無駄すぎる。

左:1mのUSB C-Cケーブル 右:エレコム ノートPC用充電ケーブル

この手の製品は「家ではACアダプター、持ち運びではUSBケーブル」という使い方を想定するユーザーが大半だと思う。その目的において2mのケーブル長は持ち運びでは無駄。長さは1mで十分だし、その分軽くコンパクトになることのほうがよっぽど嬉しい。

ということははじめから分かっていたので、この手のケーブルが無い差込プラグのみのPD変換アダプターの購入も検討した。これ+100W対応USB C-Cケーブルならほぼ目的を果たせる。

だが100W出力となると謎中華製品しか存在せず、一般的な量販店で売られるような製品だと65W出力のものまでしか見当たらない。はじめにも言ったように、この手の電源で適当なものを選んだためにパソコンが壊れるのは怖い。あとなんとなくこの変換ケーブルは小さすぎて無くしそうな気がする。

あくまでも「いつか買うであろう次世代ノートPCまでの繋ぎ」のために今回のケーブルを買ったことを考えると、いくら値段が安いとはいえ冒険するのもなぁ…という気持ちになったので、今回はパスした。

エレコムさん、頼むから1m長で作ってください。

荷物が圧倒的にコンパクトに

実際にこのエレコム ノートPC用充電ケーブル DC-PDFE20BKを使い始めて暫く経つのだが、荷物が圧倒的にコンパクトになって本当に嬉しい。

USB充電器はスマホなどのガジェット類の充電のために持ち運んでいることを考えれば、ACアダプターが完全にDC-PDFE20BKに置き換わったのと同じこと。カバンのスペースがとてもスッキリした。ケーブル長が1mだったらさらにスッキリするのになぁとは思うが、それはしばらく我慢することにしよう。

ただし、あくまでも社外品のため自己責任で使用する必要はある。パソコンによってはうまく動作しない場合もあるようだが、2000円弱とそんなに高くはないので、ものは試しに買ってみてもいいかもしれない。少なくとも僕はかなり満足している。

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