僕はAdobe製品ユーザーなのだが、長い事Creative Cloud Desktopがアップデートできなくて困っていた。実際のところCreative Cloud Desktopがアップデートできない状態を2年ほど放置し続けていても、各製品のアップデートはできるのであまり困らなかったのだが…。
しかし、この度Adobeのサポートに連絡することで、ついにアップデートに成功した。よってその方法を書き記しておく。
507エラーでアップデートできない時の一般的な対処法
僕の場合、Creative Cloud Desktopは「507エラー」で更新できないと表示されていた。OSはWindows10。僕が試した方法をまずは紹介する。
1.インストールされているボリュームにアクセスできるか確認する
正攻法としてAdobeヘルプページに記載されている方法は以下の方法。
Creative Cloud Desktopがインストールされているボリューム(ほとんどの場合Cドライブのはず)にアクセスできるかどうか確認して、アクセスできれば「オンライン」であることを確認する方法。
僕の場合は「オンライン」であったので、その下にある『ボリュームにアクセスできない場合』も試そうと思ったのだが…
『①エラーメッセージで「エラーログの表示」』の確認方法がさっぱりわからない。なのでこの作業は一旦終了した。
2.ファイアウォールを停止させる
その次に試したのはファイアウォールの停止。海外フォーラムを見ると「まずはそれを試してみろ」的なアドバイスがあったため。
が、効果は全く無かった。
Adobeサポートに問い合わせて教えてもらった方法
しょうがないのでAdobeのサポートにチャット連絡。最初はAIが適当な返答を返してくるが、担当者へのチャットにたどり着いたら、
- Creative Cloud Desktopが507エラーでアップデートできない
- ヘルプで紹介されている方法はすでに試した
と現在の状況を伝えた。
そこで担当者から「試してみてほしい」と伝えられた情報がこちら。
【Creative Cloud のライセンスに関するトラブル全般の対処】と書かれたヘルプページだが、要するに「Creative Cloud Desktopを完全にアンインストールした後に再インストールする方法」である。手順としてはここに書かれている通り、
- アドビアプリからログアウトして終了する
- Creative Cloud デスクトップアプリのアンインストール
- 関連ファイルの削除・変更
- ファイル同期に関わるプログラムを削除
- 証明書の削除
- Creative Cloud デスクトップアプリの再インストール
の6手順。通常の方法ではCreative Cloud Desktopのみのアンインストールはできないのだが、ここで紹介されている方法だとできるようになる。
ただし3・4・5番目の項目がなかなか時間がかかる。ヘルプページを見ながら恐る恐る作業したので、トータルでは20分ぐらいはかかったはず。
また僕の場合、【証明書の削除】のときの「アドビユーザー証明書とアドビアプリケーション証明書を削除する」の箇所で、対象の証明書が存在しなかった。サポートに聞いたところ、無い場合はそのまま次に進んで良いとのことだった。
アプリの完全な再インストールでエラーが解消された
再インストールまでたどり着いた結果、Creative Cloud Desktopは完全に最新のバージョンになり、507エラーが解消された。少々めんどくささはあるがエラーは不具合は解決されるし、Creative Cloud Desktop以外のソフトウェアはアンインストールする必要がないのが良かった。
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