愛用しているスタンド型充電器RAVPower RP-PC013の調子が最近あまり良くない。というか多分、今使っているスマートフォンGoogle Pixel 7aとの相性があまり良くない。おそらく充電コイルの位置が悪いのだろう、うまく充電されないことがよく発生していた。

最近デスク環境がちょっと変わったせいで、スタンド型充電器だと不都合が出てくることがあった。この機会に平型のワイヤレス充電器を買い替えよう。

Anker PowerWave 10 Pad

ワイヤレス充電器なんて充電速度が充電速度の速さを求めるものではないと思っている。Google Pixel 7aの場合、ワイヤレスでは最大7.5W充電なのでそもそも高級機は不要。

テカテカした質感のものや無駄に光ったりするのは嫌なので、なるべくシンプルなデザインでかつ安価な製品がいい。そう思って選んだのがこれ。

パッケージだとなにか全くわからないが、AnkerのPowerWave 10 Padというワイヤレス充電器だ。

中身はシンプルに本体と取扱説明書、クイックスタートガイドのみ。まぁそんな難しい製品じゃないのでこれで十分だが、充電ケーブルは入れておいてほしかった。

Anker PowerWave 10 Padは2020年登場の製品ということで全く目新しくもなんとも無い。Qi充電も最大10Wなので、最新のQi2規格（最大15W充電）やAppleのMag Safeにも非対応。ただ僕の環境ならなんの問題もない。

表面はかなりマットな質感というか、ゴム系のしっとりした素材が貼られている。中央にANKERの文字が控えめに彫られていて好印象。よく見ると左端にLEDインジケーターが一つだけある。

かなり見づらいが裏面には商品名や各種企画マークが記載。こちらも表面と同様のマット仕上げのため、机の上で適度にグリップが効いて動きづらい。その分ホコリがつきやすい。

薄い側面は光沢仕上げのプラスチック。これの質感は正直イマイチで安っぽい。ただそんなに目に入るものでもないので個人的には気になるほどじゃない。

入力端子は今時珍しいmicroUSBを採用。我が家にはmicroUSBケーブルがゴロゴロ転がっているので問題はないが、最近はUSB Type-Cに移行した人も多いだろうから、ケーブルは付属してほしかった。

サイズ感的には今どきのスマートフォンを乗せても少し左右に余る程度で、小さすぎたり大きすぎたりするとこはない。

2週間程度実用してみた結果…

実際すでに2週間程度実用してみたので、そこでわかったことを書いていく。

まず良かったのは確実に充電されること。適当にぽんとスマホを置いても必ず充電される。流石に中央からあえて外して置くと充電されないが、だいたい真ん中ぐらいに置けば何ら問題はない。

そして安定感も高いこと。置いていて不安になるような感じはないし、マット仕上げのため適度にグリップが効いていて、ふとした拍子に手があたってスマホが落ちる、なんてことはなかった。

マグネット非搭載なのも良い。そもそもMag Safe対応品を持っていないので不要だが、電話がかかってきたときなどにぱっと手に取れるのがやはりワイヤレス充電器のメリット。マグネットで充電器がくっついてきたら本末転倒である。デスクの横で日常的に使うワイヤレス充電器はこれぐらいシンプルで良い。

一方で気になったのは発熱。なぜかわからないが満充電になった後にスマホと充電器の双方が熱を持つことがたまにある。熱自体は人肌程度とはいえ、充電が止まっていないようで気になる。

マット仕上げ故にホコリがつきやすく目立つのもデメリット。でもこれは個人的には気になるレベルじゃないが…。

またmicro USB入力なのも微妙といえば微妙。つけ外しすることがめったにないのでどうでもいいのだが、ここはUSB Type-Cに仕様変更しておいてほしかった。まぁそうするとPD対応充電器との相性問題が出てきてややこしいのだろうが…。

というわけでAnker PowerWave 10 Padを買って実用レビューしてみた。

さすがは5年間も売られているだけあって若干の発熱以外に気になるところはないし、使い勝手は非常に良い。最近はワイヤレス充電できるイヤホンとかも出てきているので、そういうものを充電するのにも便利だろう。

充電速度は別に速くはないが、こんなもんだろうと思う程度。速く充電したければ有線接続すれば良い。セール時は1000円程度で購入可能なお手軽製品なので、ワイヤレス充電の快適さを試してみたい人にも十分オススメできる一品。

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