スタンド型Qi充電器を使ってみたら超便利だった!RAVPower RP-PC013

世の中にBluetoothとかWi-Fiとかがあまりに普及しすぎたせいか、ケーブルというものが結構邪魔に感じることが多くなってきた。そもそも僕はパソコンでもなんでも、できる限りケーブルを隠してすっきりさせたいという癖があるのだけども、そろそろスマホの充電ケーブルもなくしたい気分になってきたのだ。だって愛用のGALAXY S8はQi充電対応なんだもの。

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Qi(チー)充電って何?

Qi充電って何?って人は、めんどくさいからWikipediaでも見てほしい。

Qi(チー)とは、ワイヤレスパワーコンソーシアム(Wireless Power Consortium; WPC)が策定したワイヤレス給電の国際標準規格である[1]。現在、携帯電話やスマートフォンを対象とした15W以下の低電力向け規格のみ策定されている[1]。名称の由来は中国語の「気」(繁体字: 氣、簡体字: 气、拼音: qì)。

参照:Wikipedia

要するにスマホ向けの非接触充電規格である。電動歯ブラシみたいに充電器に置くだけで充電できるような統一規格を作ろうぜ!ということで2008年ごろから作られた。仕組み自体は電動歯ブラシと同じく、古くから存在するコイルによる電磁誘導で行っている。規格ができたから普及しただけで、別に目新しい技術ではないのだけども、iPhone8に搭載されたことで注目度が高まってきた。Androidじゃ結構前から搭載してたのにね…。

10W出力で高速充電可能!RAVPower RP-PC013

というわけで今回選んだのがRAVPowerのRP-PC013。実は新型であるRP-PC068が発売されているのだけども、僕にとってはメリットがない(後述)ので旧型を選択。

RP-PC013は縦型のQi充電器なので、中身の割に箱のサイズが結構大きかった。中身は

  • RP-PC013本体
  • 充電ケーブル(USB-microUSBケーブル)
  • 取扱説明書(日本語有り)

となっていた。必要にして十分な内容。

RAVPowerロゴが書かれた丸いベース以外は艶消し黒に塗装され、さらさらした触り心地。全体的に丸みを帯びた造形はなんだか安心感がある。プラスチック感丸出しではないので、高級感があるとまでは言わないが安っぽい印象は無し。FAST CHARGEの文字が白くプリントされているが、これは無いほうがかっこいい気がする…。

上面にも、見ずらいがメッキ部品にFAST CHARGEの文字が彫られている。特に目障りというほどでもないが、これがメッキである必要もないので、艶消し黒のほうがシンプルでかっこいいと思うのだが…。

スマホを支える底面にはゴムが張られ、かつ微妙な曲線を描いて手前に持ち上がっている。このため雑にスマホを置いたとしてもきちんと立てかけることが可能。ゴムが貼られているのでスマホが傷つく心配もない。

もう一つ苦言を呈するならば、電源端子がmicroUSBであるという点は気になる。ここ最近USB TypeCへの移行が進んでいるので、ここもTypeC端子であって欲しかった。が、そう頻繁につけ外しするものでもないので、あまり問題ではない。

付属のUSBケーブルはRAVPower RP-BC003に付属してきたものと同じ平型ケーブル。長さは約60cmだった。絡まりにくく柔らかいケーブルなので自由度は高い。

iPhoneの7.5W充電には非対応ながら10Wの高速充電が可能

製品仕様は取扱説明書によると、

型番 RP-PC013
入力 DC5V / 2A
DC9V / 1.8A
出力 10W(最大)
サイズ 基盤直径:8.4cm
高さ:12cm
重量 135g
認証 CE, FCC, RoHS

最大10Wの急速充電を実現するためには、QC2.0あるいはQC3.0対応の電源に接続する必要がある。10W充電というのは5V2Aでの充電なので、近年のPD充電やQC3.0ほどのスピードはないが、十分に速い充電スピードである。

実は現状ほぼすべてのQi充電器は最大出力が10Wである。その10W充電に対応できるのは現状でAndroid端末のみであり、iPhoneは7.5W以下での充電しか対応していない。このRP-PC013は10W充電ができない場合は5W(5V / 1A)での充電に自動的に切り替わるが、実は新型であるRP-PC068は7.5W充電に対応している。デザイン以外での新旧モデルの違いがここにある。

僕は将来的にiPhoneに乗り換えるつもりは全くないので7.5W充電対応は必要ないし、デザイン的にも旧モデルのほうが好きで、なおかつ旧モデルのほうが価格的にも安かったのでこちらを選択した。

使ってみると、あまりに便利だった

さっそく机の脇に設置してみた。机が黒いということも相まってか、なかなか絶妙な存在感で周囲に溶け込んでいる。今回は電源は5V 2.4A出力が可能なAUKEY PA-U32を使用したので、5Wでの充電となるはずだ。もしかしたら10W充電されてるのかもしれないが確認のすべがない。

RP-PC013には2つのコイルが内蔵されているので、充電できる範囲が幅広い。それゆえ縦置き・横置きの両方で充電が可能。

置いてみると、ホルダーに立てかけた瞬間に充電が開始された。偶然にもタイミングで電話がかかってきたのでパッと手に取ったが、邪魔なケーブルが一切つながっていないので即座に電話に出ることができた。なんだこれ。すごい便利だ。

さらに立てかけた状態となっているので、待機画面に表示される各種通知もパッと見た瞬間に把握でき、さらにロック解除の虹彩認証や顔認証だって顔を向けるだけで可能。さらに試しにスマホと充電面を少し浮かせた状態でおいてみたが、全く問題なく充電できた。すごい、便利すぎるぞこれ。

2コイルを搭載しているので、スマホを横に向けた状態でも充電ができる。この状態であれば動画を流しながら充電するということだって可能だ。僕はパソコンディスプレイの脇に置いているのでそういう使い方はしないが、それが便利に感じる人ももちろんいるはずだ。

柔らかく光る間接照明が充電を知らせる。

このRP-PC013で特徴的なのは、充電をアピールするライトの光り方。なんと底面を一周するようにライトが配置され、白っぽい紫色の柔らかな光が机を照らす仕様となっている。ほかのQi充電器が正面部分にライトを設置しているのに対し、これはかなりおしゃれ。

充電器にスマホを置いたと同時にぼわっと柔らかく3度ほどゆっくりと点滅し、その後は充電している最中は暗く光り続け、100%充電されたことを認識したと同時に消灯する。ライトの明かりは部屋が十分に明るい状態でも認識できるが、暗くしたところで目ざわりに思うほど明るくもない。ちなみに、わざとスマホの表裏を逆にしておいてみたところ、パッパッとライトが点滅し充電できないことを教えてくれた。目立たないがなかなかできるヤツだ。

充電しながら使いは不可

当たり前の話だが、Qi充電器は充電面にごく近い場所にスマホがない限り充電できないので、例えばメッセージアプリで友人と会話しながら、ブラウザで調べ物をしながら、なんて使い方は全くできない。スマホで作業しながら使いたい場合は有線充電のほうが圧倒的にいい。

頻繁に触らない場所でなら超便利に使える

このようなスタンド式充電器の最適な使用場所は、職場などのスマホを頻繁に触ることのない場所だということが分かった。充電スピードは有線の高速充電に比べれば劣るが十二分で、かつケーブルがないため瞬時にスマホを使うことができ、さらに通知などの確認も目を向けるだけで可能。デスクワークをしている人なら机の片隅に一つ置いておきたい。スマホを平置きするよりも机の面積を占領しない点でもオススメだ。

寝室などで使ってもいいだろうが、電池残量が少ない状態では充電しながらの使用はできないし、充電器の明かりが邪魔にならないといってもスマホの通知LEDは光り続けるので、暗い部屋で使うのは少し気になる。そのような場所でQi充電器を使いたい場合は平置き型がいいと思う。

ともかくRAVPower RP-PC013は、デザインはシンプルでかっこいいし、照明もめちゃくちゃ洒落ている。iPhoneユーザーには新型をお勧めしたいが、AndroidユーザーであればRP-PC013は買いのQi充電器だと思う。