これまで愛用していたSDカードリーダーの調子が、なんだか悪くなってきた。読み書きの途中で勝手に接続が外され、作業が中断される事態が頻繁に発生するようになってきたのだ。
コンパクトサイズのSDカードリーダーが欲しい
先日ノートPCを買い替えて、USB3.0ポートの数は必要十分になったので、今回買うSDカードリーダーはUSBハブが非搭載のタイプで十分。そもそも新ノートPCにSDカードリーダーさえついていればこんなものは不必要なのだけど…というツッコミもあるが、とにかく持ち運びに便利なサイズのカードリーダーを選びたい。
UGREEN USB3.0 Card Reader For TF/SD Card
というわけでいつも通りAmazonから選んで購入したのが、UGREENのUSB3.0 TF/SDカードリーダー。SDカードとmicroSDカードが差し込める、直刺しタイプのシンプルなカードリーダーだ。選定ポイントは、
- とにかく本体サイズが小さく細いこと
- USB3.0で高速通信が可能なこと
- microSDとSDカードの二枚刺しが可能なこと
- 手ごろな価格であること
の4点。ちなみに、
Transcendにもほぼ同等のカードリーダーがあるので、そっちでもいいかな~と思ったのだけど、画像で見る限りわずかながらにUGREENのほうが細そうに見えたので、こっちを選択してみた。後述するが、実際にこちらの方が4mmほど細いようだ。
USBフラッシュメモリー並みのサイズ
USBフラッシュメモリーやこれまで使っていたSDカードリーダー/USBハブと比較するとこんな感じ。UGREEN SDカードリーダーは、ちょうどUSBフラッシュメモリーと同じぐらいのサイズ感。実際に計ってみると、そのサイズは約66×20×11mm。上のTranscendのサイズは商品説明曰く56×24×8.9mmとのことなので、細さ以外は負けている形となるが、個人的には細さを重視しているので問題なし。重量は11gと軽量。
差し込み式の蓋を外すとUSB3.0ポートが現れ、横面にmicroSDとSDカードを差し込む口が搭載される。蓋はそのうち無くす気しかしないが、無くなっても特に困ることはないはず。プラスチック感の強い見た目は、可もなく不可もなくといった印象。
隣接ポートに干渉しないサイズが嬉しい
この手の直刺しタイプのUSB機器は、隣のポートに干渉してしまって一つポートが使えなくなってしまう、なんてオチが付きがち。しかしこのSDカードリーダーは20mmの細さゆえ、隣にマウスの受信機をつけたり、外付けHDDの配線をつけたりしても干渉しない。個人的にここが一番気になっていたポイントなので、干渉しないコンパクトサイズはとても嬉しい。
2枚同時刺しにも対応
往々にして廉価なSDカードリーダーは、複数ポートを設けていても一枚ずつしか認識しない、なんて欠点がある場合が多い。しかしこのカードリーダーは、microSDとSDカードを二枚同時に刺しても、それぞれを別ドライブとして認識してくれる。SDカードからmicroSDへデータ移行、なんて使い方にも対応できる。
USB3.0の高速通信
当然ながらUSB3.0のSDカードリーダーなので、最大5Gbps(≒625MB/s)の高速通信が可能。実際にSanDisk Extreme Pro 32GBのSDカードを使用して速度を計ってみた結果がこれ。
SanDisk Extreme Pro 32GBの公表値である、最大書き込み速度:90MB/s、最大読み込み速度:95MB/sに極めて近い数値が計測された。USB3.0のSDカードリーダーとして問題ない性能があることは間違いない。
持ち運びを重視したい人に
というわけでUGREENのSDカードリーダーは、コンパクトサイズながら必要十分な性能を備えた製品だった。最近はウルトラブックなどでSDカードリーダーが非搭載なPCもあるので、そういう人にはオススメできる。また、稀に搭載されているSDカードリーダーが調子が悪くなって読み込めなくなる場合もあるので、予備として持っておくにも邪魔にならないサイズ感が嬉しい。カバンに一つ忍ばせておくのにちょうどいいSDカードリーダーだといえるだろう。
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