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読込200MB/s・書込160MB/sを謳うAmazonベーシックのmicroSDカードは本当に高速データ通信ができるのか?

5.0
PC周辺機器

AmazonベーシックはAmazonのプライベートブランドとして良いものを安く販売してくれている。基本的にOEM製品なので極端に大外れすることもない。

そんなAmazonベーシックにはmicroSDカードも存在する。今回はこれを買ってみたので検証したい。

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Amazonベーシックには高速版と通常版がある

AmazonベーシックのmicroSDカードは容量別に2種類が用意されている。それは通常版と、高速版だ。

ここでいう「高速」とはデータ通信速度のことで、高速版は通常版に比べて読み書き速度が速くなっている。

例えば2025年7月現在で販売されているmicroSDなら、読書速度はそれぞれ次のようになっている。

通常版高速版
読み込み速度100MB/s200MB/s
書き込み速度60MB/s150MB/s

こういっちゃ何だが通常版の書き込み速度60MB/sはいまどき遅い。一方で高速版は読み書きともに結構速い。これが通常版と高速版で価格差が結構あるなら悩みどころではあるが…

※Amazonプライムセール開催時の価格

128GBで比べると価格差が200円しか無い。この価格差なら絶対高速版を買ったほうが良い。

というかそもそも値段が安い。同じようなスペックのmicroSDカードを有名メーカー品で買おうと思ったら+500円出しても同スペックがあるかどうか怪しい。しかも容量が大きくなればなるだけ価格差は開いていく。

これ本当にこの性能が出るのか?気になる。

AmazonベーシックのmicroSDカード 128GB(高速)

というわけで128GB(高速)のmicroSDカードを購入。偶然にも最近怪しいメーカーのmicroSDカードが壊れたりしたのでちょうどよかった。

中身もシンプル。SDカードサイズにするアダプターが付いてくるのは嬉しいが、逆にパッケージがシンプルすぎるあまりに取扱説明書が付属するのは逆に無駄な気がする。

見た目はどこにでもあるごくごく普通のmicroSDカードって感じ。印刷はきれいなので怪しい感じも無い。Amazon販売で買ったAmazonベーシックブランド品が偽物だったりしたらそれはそれですごいが…。

ちなみに規格としては以下のものに対応している。

  • Class 10
  • UHS3
  • A2
  • V30

UHS3やV30規格なので最低保証速度は30MB/s。4K動画や8K動画の撮影に対応するスペックがある。またA2規格なのでランダム読み書き速度も速く、スマートフォン用としても最適。最近のスマホはSDカードスロット無いのが多いが…。

どうでもいいけどmicroSDカードってなぜどれもSandiskっぽい見た目になってしまうのだろう。サイズの制限はあるにしても、デザインは寄せてるとしか思えない。

読み書き速度を計測

実際に読み書き速度を計測していく。使うのは定番ソフトのCrytalDiskMark。バージョンは9.0.1を使った。

計測された実際の速度がこれ。

残念ながら読み込み速度は200MB/sに達せず、何回か計測しても166~167MB/s前後でウロウロしていた。ただし書き込み速度は156MB/sが出ているようにスペックよりも若干速い。この書き込み速度はmicroSDカードとしては十二分に速い。そしてランダム読み書き速度も十二分に速い。

実際の書き込み性能の検証のために2.6GBの動画ファイルを書き込んでみたが、終始140MB/s付近で安定して書き込みが行われた。書き込み時間は約18秒だった。

128GBの容量で2000円で買えるSDカードとしてはかなりハイスペックだと言えるだろう。僕が持ってるSDカードの中でも最速に近い。

200MB/sを出すには指定のSDカードリーダーが必要

実は商品ページにちらっと書いてあるのだが、読み込み速度200MB/sを出すためには指定のSDカードリーダーが必要らしい。それはAmazonベーシックのマイクロSDカードリーダーUSB C 3.0 B0DB4YQPL1で、商品ページの「USB C」と書いてある商品がそれ。

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このSDカードリーダーめちゃくちゃ安いな…。

このちょっと妙な仕様、なんか見たことあるな…と思ったら、以前買ったSAMSUNGのEVO Plusがそうだった。あれも特殊なSDカードリーダーを用いないと最大転送速度が出ない仕様だった。

でも今回検証に使ったSDカードリーダーは、最大転送速度312MB/sに対応するUHS-Ⅱ規格品。UHS-I規格(最大転送速度104MB/s)ではないのでフルスピードが出ても良いはずだが、そこはまた別の規格があるのかもしれない。詳しくはよくわからない。

安いのに使えるmicroSDカード

というわけで検証してみた結果、Amazonベーシックの高速版microSDカードは価格の割にかなりの高速通信をこなしてくれるSDカードだということが判明。指定のSDカードリーダーを使わないと読み込み速度は200MB/sが出ない点は微妙だが、少なくともUHS-Ⅱ規格のSDカードリーダーを使えば150MB/s以上での読み書きが可能。

ちなみに今回2枚のmicroSDカードを買ってみたが、性能としてはどちらもほとんど同じだった。

これだけ読み書きが速ければ動画撮影の機材にも何ら支障がなく普通に使える。むしろ快適に使える。耐久性に関しては不明な点があるものの、それなりに信頼の置けるブランドから安価で高速通信可能なmicroSDカードが購入できるのは嬉しい限り。

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