カメラなどのガジェットを色々持っている人は、それらを持ち出す前に大量の機器を充電する手間に苛まされているはず。僕がそうだから。一眼カメラ、GoPro、ワイヤレスマイク、ストロボ、暇つぶし用に音楽再生機器とかワイヤレスイヤホンとか、最近使ってないけどモバイルルーターとか、自転車用のヘッドライトやサイクルコンピューターも充電しだしたらそれはもう大変。
電源タップがすぐにこんな感じになる。
出先でもこんな感じになりそうなことがあるのだが、USB充電器をたくさん持っていくのもめんどくさい。もうちょっと効率的にならないものか。
エレコムのUSBポート付き電源タップ ECT-0415WH
というわけでUSB充電器付きの電源タップを買ってみた。エレコムのECT-0415WHという製品だ。
USB TypeAが4口に、100Vコンセントが2口というシンプルなモデル。色は白で、電源コードは1.5m。価格はAmazonで購入時2000円以下だった。
プラグはスイングタイプ。これがあると無いとじゃぜんぜん違うと僕は思ってる。
ちょっと分かりづらいが、上面には細かい網状の凹凸が設けられていて意外と質感がいい。電源タップの質感に拘ってる人なんてそうそういないと思うが、角が落とされていたり、100Vコンセントにはホコリ防止のシャッターが付いていたりと、さすがエレコムなだけあってちゃんとしている。
4口合計3.4AのUSB TypeAポートが意外と重宝する
この製品最大の特徴が、言わずもがな4口のUSBポート。
今どきUSB TypeA?と僕も思うのだが、意外とこれが必要だったりする。僕だって本当はUSB TypeCに統一したいのだが、できない理由がある。
しかもこのUSB 4ポートの合計最大出力は3.4A(17W)と今どきかなりしょぼい。1ポートあたりの最大出力は12W(2.4A)だが、4ポートフルで使えば1ポートあたり0.85Aと1A以下になってしまう。当然PD給電などにも対応していない。だがこれがいい。
PD給電は意外と曲者で、充電される側がPD非対応だと、PD充電器ではそもそも充電できないという問題が発生する。TypeCポートだから全部OK!と思って充電器に接続すると、うんともすんとも言わない。これ知らないと結構焦ると思う。
しかし、この電源タップのような、ほぼ最低基準に近い性能しか無いUSBポートならどんな適当な機器であっても確実に充電できる。
僕が充電したいようなカメラのバッテリーや、自転車用のライトやサイクルコンピューターなんてものはPD給電なんて絶対に対応していない。割とまだmicroUSB機器もあるからUSB TypeA端子のある充電器が必ず必要だし、そういうものはそもそもの充電速度が遅いので低出力充電器で十分。
だからこれがいい。
高出力充電はそれ専用の充電器に任せれば良い。だって2口の100Vコンセントがあるのだから。
1口はUSB充電器を、もう一口はノートPCのACアダプターにまわして、ガジェットの充電は4口のUSB端子に任せよう。上の写真の状態でも、合計7つの機器を同時に充電できるし、一晩放ったらかしておけばどれも完璧に満タンになっているはず。
もうちょっと短くなって欲しい
エレコム ECT-0415WHのサイズ的は割と細身(幅35mm×奥行148mm×高さ29mm)で、据え置きはもちろん持ち運びにもそう不便しない。
手持ちの使い込まれた3口延長コード(コード長2m)に比べても実際の収納サイズはそんなに変わらないので、旅行カバンの中に一つ突っ込んでおくぐらいだったら別に気にならないかなぁといったぐらい。
でも・・・
コンセントからUSB端子までの微妙な間、どうにかならなかったのか?多分USBの制御装置が入っているのだと思うが、それにしたって無駄な印象しかない。
これぐらい短くなってくれたら文句無しに最高だった。
確実に充電できる安心感
というわけでエレコム ECT-0415WHを買ってみた。
USBの充電速度は今どきの水準で考えるとかなりしょぼいが、しょぼい機器を充電するならこれで十分。というよりハイスペック充電器では充電できないのでむしろこれが必要。いちいちそのために低スペック充電器を持ち運ぶ必要も無くなった。
実際にしばらく使っているのだが、PD充電非対応機器が確実に充電できるし、充電速度にも全く不満はない。エレコムなだけあって安心して使えるし、僕の個体はコイル鳴きも聞こえないので快適そのもの。いちいちUSB充電器を引っ張り出してこなくても即充電できるのが便利すぎる。ガジェットたくさん持ってる人はこういう充電器が実際のところちょうどいいのだと思う。安いし。
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