USB4規格で20Gbpsの超高速データ通信&100W充電対応なのに安価な中華USB-Cケーブルを買ってみた

PC周辺機器

USB充電器を書い直すついでに、将来を見越して充電環境をUSB-C端子に統一したいなという気持ちになってきた。そのためには両端がUSB-C端子のケーブルが必要になってくる。

どうせなら転送速度も充電速度も速いケーブルが有ると良いのだが、Amazonなどで探してみると

充電速度は100Wだけどデータ通信はUSB2.0規格

みたいな製品がかなり多いことに気付かされる。確かに今どきスマホとパソコンを有線接続するなんて人はあまりいないのかもしれないのだが、僕としてはせっかく2019年に登場したUSB4規格のデータ通信速度も爆速なケーブルがほしい。そういうものを国内で探すとめちゃくちゃ値が張るので、今回はAliexpressから探してみた。

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FANYNUUTのUSB4規格USB-Cケーブル

というわけで買ってみたのがFANYNUUT Official Storeというショップで販売されていたUSB-Cケーブル。なんとUSB4規格でデータ通信速度が20Gbps、100W充電に対応し、4K60fps映像のサポートも謳う一品だ。ちなみに40Gbpsモデルもあったのだが、ほんのちょっとだけ値段が高かったのでこっちにしてみた。

国内で似たようなスペックのものを買おうと思うと中華製で1本2500円~4000円、エレコムなどの国内メーカー品は1万円程度とすごい値段になってしまうのだが、今回購入したものは長さ1mのものが約1300円/本と激安だったので3本買ってみた。

しかし一昔前までUSBケーブルって3.0規格のものが3本セットで1000円ぐらいで買えた気がするのに…。

超ごついケーブル

届いたケーブルを手に取った瞬間、

「このケーブルごついな…」

と思うぐらいには太くて固くて立派なケーブルだった。多少太いだろうとは思っていたけどまさかここまでとは。太すぎてかなり取り回しが悪い。

手持ちの安いケーブルと比べて見ると歴然の差。ケーブルの太さは直径5mm、USB-C端子の持ち手はアルミ製でしっかりとした作りになっている。ちなみにUSB-Cの楕円形の部分は押出材が使われているので、だんだんと端子がゆるくなるトラブルは起こりづらくなっているあたり、ものとしてはかなりちゃんと作られている印象だ。

あと手で持っているとなんだかケーブルが長く感じたので測ってみたところ、1.5mとスペックよりやたらと長かった。ちなみに重量は1本あたり実測58gとそこそこ重い。

通信速度は少し怪しい

手持ちのガジェットではUSB4規格品も100W充電に対応しているものも無いのでわからないのだが、ひとまずUSB3.1 GEN2対応のSanDisk ExtremeポータブルSSDをUSB3.1 GEN1規格のポートに接続して、CrystalDiskMark8で通信速度を計測してみた。

今回買ったケーブルでの計測値

読み書きともに450MB/s(=3.6Gbps)を超えており、3.1GEN1ポート(最大5Gbps)としては十分な通信速度が出ている。ちなみにSanDisk ExtremeポータブルSSD純正ケーブルでの計測値がこちら

SanDisk純正ケーブルでの計測値

・・・純正ケーブルのほうが速い・・・。

相性の問題で速度差が出ている可能性もある。ただ過去に測ったデータと比べると今回のUSB4ケーブルはUSB3.0規格と同じスピードになっているので、もしかしたらUSB3.0規格なのでは???という気もしている。が、手持ちでそれを調べられる機器がないのでわからない。

ちなみに65W出力の充電器で使ってみると、体感的には明らかに充電速度が速い。100W出せるかどうかは手持ちの機器では調べようがないので分からないが、充電速度に関しては悪くないと思う。

取り回しはいまいちだが性能的にはぼちぼち

果たして本当に20Gbpsが出るのか、100Wで充電できるのかに関しては疑問が残る。ただデータ通信速度がそこそこ速いUSB C-Cケーブルとしては比較的安価で、実際に通信速度も充電速度もそれなりに速いので、まずは周辺環境をUSB-Cに統一するという目的のためには有意義に使えるケーブルだった。

ただあまりにも太すぎて取り回しが悪いので、持ち運び用にはもう少し柔らかい、充電専用のケーブルがあってもいいのかもしれないと思ってしまっている…。

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