ストロボの光を手軽に柔らかく!NEEWER ストロボディフューザー 15x13cm

カメラ

先日激安の中華ストロボTT560を買ってみた。激安なのは手ごろな一方、フルマニュアルゆえに自分でいろいろ設定を変えてみないとベストな撮影ができないというちょっと手間のかかるストロボ(とはいっても基本的に光量の設定しかできないけど)なため、使用にはちょっと手こずりながらも割と楽しめている。

激安中華ストロボの超定番!NEEWER TT560を買ってみた【レビュー】
ストロボ(スピードライト)が欲しいなぁと思っていた。その理由は単純明快で、屋外の夕方などの少々薄暗い状況で手持ちで明るい写真が撮りたいから。そういう状況だと、カメラに内蔵されているストロボじゃパワーが足りなかったりといろいろと不都合があった...

が、一つ問題があった。バウンスが使えないような天井が高い場所や屋外での撮影だと、どうしても直射にせざるをえず、のっぺりとしたダサい写真になってしまうこと。これはTT560に限った話でなくストロボであれば必ず起こることだが、どうにか解消せねばならない。

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ディフューザーにはいろんな形がある

それを解消するためには主にストロボディフューザーと呼ばれるものを使うといいらしいのだが、これがなんといろいろ種類がありすぎて困る。

こういうストロボの先端にかぶせるキャップみたいなものや、

自前でバウンスを作って光を拡散させるものや、

ストロボを上に向けて発光面を作るものや、

レンズの周りをぐるっと発光面で囲うものまでさまざま。ちなみに↑のを使ってる人を見たことあるけど、すごい迫力でちょっと使うのは気が引ける感じがした。

手軽に持ち運べて簡単に使いたい

上にいろいろあげてみたが、僕としては

  1. 確実に明るくなること
  2. 光りを和らげることができること
  3. 軽量コンパクトに持ち運べること(カメラバッグに入ること)
  4. あまり仰々しくないこと(あまりに大きいと恥ずかしい…)
  5. 安いこと

この5点が大切。以上から選ばれたストロボディフューザーはこれだ!

NEEWER ストロボディフューザー 15x13cm

ストロボと同じくNEEWER製の直射型ディフューザーの15×13cmサイズ!ストロボを前に向けて発光させるので屋外でも被写体が確実に明るくなるし、発光面もそこそこのサイズがあるので光りの拡散も見込めるはず。…え?発光面がもうひとサイズ大きい15×20cmサイズがあるだろって?そりゃ発光面が大きければ大きいほど優位なのは知ってるし、そのサイズの存在も知ってるけど、だって持ち運びのしやすさを考えたんだ結果なんだから仕方ないよね。(本当は買うときに間違えただけだけど…数十円しか変わらないし…問題なくカメラバッグに入るし…)

開封

こんな袋に入って届いた。NEEWERなのに何でマークがMWなのか気になる。

綺麗に綺麗に開けようと思ったのに途中で思いっきり破れた。

中からはさらに袋に入った製品が出てきた。

中身は

  • 収納袋
  • ディフューザー本体
  • 社長挨拶

の3点。本体もさらに袋に入ってる。過剰包装感がすごい。まるでマトリョーシカ。

本体の作りは簡単ながら割としっかりしてる

中身は裏面が折りたたまれた状態で収納される。ぎゅっとつぶせば厚さは一番厚いところでも1cmぐらい。

内側には銀色の反射材が付いていて、またストロボへの取り付け部は滑り止めの白いゴムが付いている。

あと使い道がよくわからないマジックテープもついてる。なんに使うんだろう…ストロボの外側にマジックテープを貼り付けて固定するのかな?

ストロボにかぶせたら、マジックテープ付きのゴムベルトで巻いて固定する。固定は5秒もかからないぐらい簡単にできる。

カメラにつけるとこんな感じになる。結構迫力あるね…。ディフューザーのサイド部分はただ少し硬いだけで特に骨組みなどはないが、ストロボにつけると思いのほかしっかりするし、固定も滑り止め+ゴムベルトでの締め付けだけだけど、適当に振り回したり下向けたりしても外れることはない。手で引っ張ったら簡単に取れるけど。

撮影してみる

さっそくディフューザーを撮影してみる。撮影時は部屋の明かりを消して撮影したが、窓から差し込む光があったのでちょっと逆光気味になった。あと被写体のすぐ後ろに白い壁があるせいでバウンスして影が消えてるので、ストロボのチェックとしてはかなりいまいち(汗)。ストロボは常に被写体にまっすぐ向けた状態で固定する。被写体にはGear360を登場させた。被写体からレンズまでの距離は1mぐらい。

普通に撮影

ISO100・F5.6・1/2sec

とりあえず普通にPモードで撮るとこんな感じ。逆光でちょっと暗め。

ISO100・F5.6・1/15sec

ストロボ撮影用にシャッタースピードを速めたのがこの写真。かなり暗くてよく見えない。ここから先は全てカメラはこの設定で、あとはストロボの明かりの強さやディフューザーの有無で比べていく。

ストロボON

ISO100・F5.6・1/15sec・ストロボ2

ISO100・F5.6・1/15sec・ストロボ3

ISO100・F5.6・1/15sec・ストロボ4

ISO100・F5.6・1/15sec・ストロボ5

ISO100・F5.6・1/15sec・ストロボ6

ストロボをONにして撮影してみた。画面がパッと明るくなって、ストロボ4番目あたりから逆光にも負けなくなってきた。ただ全体的には(被写体がかなりのっぺりしているのだが)光が直射のおかげでかなりのっぺりしているように見えるし、脚にできる影を見ればわかるように、くっきりとした影ができてしまっている。カメラ本体の影もかなり暗い。5番目以降は明るすぎる印象。

ディフューザーをつける

ISO100・F5.6・1/15sec・ストロボ2・ディフューザー有

ISO100・F5.6・1/15sec・ストロボ3・ディフューザー有

ISO100・F5.6・1/15sec・ストロボ4・ディフューザー有

ISO100・F5.6・1/15sec・ストロボ5・ディフューザー有

ISO100・F5.6・1/15sec・ストロボ6・ディフューザー有

ISO100・F5.6・1/15sec・ストロボ7・ディフューザー有

ディフューザーをつけてみた結果がこちら。全体的にディフューザー無しに比べると、ストロボの明るさが1~2段階落ちたぐらいの明るさになることが分かった。ただ影を見れば明らかなように、ディフーザー無しに比べてかなり柔らかい影になっており、特にカメラ本体の丸い影はかなりぼんやりとした形状に変化した。画面の明るさが同じような感じでも、被写体に当たっている光が柔らかくなったことが見て取れる。(ストロボ6だけちょっとぶれてるのに記事書いてるときに気づいた…)

ディフューザー有無の比較

ディフューザーの有無で並べてみるとこんな感じ。

これは使える

間違って持ち運びを意識して発光面の小さいほうを買ったが、これでもわりと十分光を柔らかくする効果があり、結構使えそうなことが分かった。ディフューザー有だと1~2段階明るさをあげないといけないところだけ注意して使えば、写真がランクアップすること間違いなし。何せ安いしコンパクトに収納できるし、カメラバッグに一つ入れておいて損はないだろう。ちょっと使うの恥ずかしいけど。

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