Canon EOS 90D:前作からの圧倒的進化を感じるAPS-C史上最高の一眼レフ【レビュー】

カメラ

Canon EOS 80Dを買って4年弱、仕事にプライベートにと割と過酷な状況でガンガン使いすぎたせいか、たまに雨に濡れるとしばらく動かなくなってしまったり、そもそもシャッター回数がメーカー公表の耐久回数である10万回にかなり近づいてきたこともあって、オーバーホールを検討していた。

…でもやっぱ2019年の9月に発売された後継機種「EOS 90D」が気になって仕方がない…。

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Canon EOS 90D

というわけで、Canonの最新一眼レフ機(現時点)であるEOS 90Dを買いました。詳しい説明はCanonの公式サイトなどを見てもらうとして、スペック上で80Dから進化した点はこちら。

90D80D
有効画素数約3250万画素約2420万画素
センサーサイズAPS-CAPS-C
連続撮影速度約10コマ/秒約7コマ/秒
常用ISO100~25600100~16000
映像エンジンDIGIC8DIGIC6
動画4K/30fps
1080p/120fps
1080p/60fps
質量701g730g

個人的には、

  • 連続撮影速度の向上
  • 常用ISO感度の向上
  • フルHDで120fpsの動画撮影が可能

な点が割と嬉しい。有効画素数がAPS-C機としてはトップレベルの3250万画素に到達しているので、写真をトリミングして使う場合も結構いけるはず。

EOS 80Dとの比較(外観)

EOS 90DとEOS 80Dの外観を比較してみる。以下の写真は全て左が90D、右が80Dとなっている。80Dはゴリゴリ使っているおかげでいろいろテカってたり傷が入ってたりするのを気にしてはいけない。

前面はほぼ変わりがない。全体的に90Dの方が角ばったデザインになっているのだが、横に並べでもしない限りあんまり分からない。見比べると90Dの方がシュッとしているような印象を受ける。

裏面もほぼ同じなのだが、右手親指で操作できる場所に、上位機種によくあるマルチコントローラーが追加されたことが主な変更点だ。

バリアングルモニターを引っ張り出すためのへこみが、80Dでは画面の右横にあったのに対し、90Dでは画面の左上へと移動している。個人的には80Dの位置の方が自然に開くことができるので良かったなと思うが、慣れれば特に問題は無さそう。

上から見ると、右半分の構成は同じだが、左のメニューボタンの項目が減っている。80Dではプリントで各項目が描かれていたのに、90Dでは切削加工されて文字が浮き出る形になっていてちょっと高級な感じになっている。

個人的にメニューはTv、Av、Mの3つしかほぼ使わないので、あんまりメニュー項目が増減したところで特に気にはならないのだが、80Dで割と使ってたメニューが無くなってる人は困るかも。

グリップの形状は多分変わりがない。あんまりそういうことを気にしない人なので気にならないだけかもしれないが…。記録媒体はSDカード1枚のみ。デュアルスロットが好きな人には向いていない。

左側は多少カバーの形状が変更されているが、基本的に変わりはなし。今まで一度も使ったことないが、USB接続端子はUSB mini-B端子からmicroUSBに変更になっていた。なぜUSB TypeCではないのか。

明らかな進化を感じる

ここからは実際にEOS 90Dを連れ出して撮影してみたレビューを書いていく。

操作感はほぼ80Dと変わらない

90Dの電源を入れて設定項目などを見てみたが、特に取説を見ずとも問題なく扱えた。それぐらい80Dとほとんど変わらないインターフェースを持っている。各ボタンのクリック感は良好。

特に変わった設定はしていないが、個人的に必須な親指AFは最初に変更した。

シャッター音が高級機並み

シャッターを切ってみると驚くのだが、明らかにシャッターが開閉するスピードが速い。80Dが「ガシャガシャガシャ」と動くとしたら、90Dは「カシャカシャカシャ」といった感じで、ハイパワーかつスムーズ。シャッター音だけなら完全に高級機のそれ。さすがは10コマ/秒の連続撮影速度を誇るだけある。

AFのスピードと迷いのなさがすごい

Canon純正のEF-S18-135 IS USMレンズと組み合わせて撮影を行っているのだが、とにかくAFのスピードが速い。80Dでも十分速いと思っていたのだが、体感では倍ぐらいのスピードに思ってしまう。そのうえ迷いもほとんどなく、一発で被写体を捉えてくる。

まだ素早い物の撮影を行えていないのだが、このAFのスピードと迷いの無さはかなり武器になると思った。歩留まりがかなり良くなりそう。

露出を変更しなくても自然な明るさ

80Dで気になっていたポイントとして、「明るいところが明るくなりすぎる」点があったのだが、90Dではこれがかなり改善されていると思う。あえて露出補正を行わずとも、目で見たままに近い、自然な明るさの写真が撮れていた。もちろん、明暗に差がありすぎるような状況では設定変更することもあったが。

バリアングルモニターは相変わらずの使いやすさ

80Dから継続して採用されたバリアングルモニターはやはり便利で、このような地面に這いつくばっているかのような低い位置からの撮影も容易。もちろん背丈よりも高い視点からの撮影をするときも役に立つ。モニターの解像度も高いので、狙った構図が取りやすい。

とにかく自然に撮れる

適当に撮影したものを並べてみた。色味はしっかりしているし、コントラストは鮮明で、質感もいい。スマホライク…とまではいかないかもしれないが、スッとカメラを構えれば、煩わしい設定を行わずとも、そのままの景色を切り取れる感じがある。解像度が高いので(ブログに掲載しているものは長辺1000pxまで縮小している)、トリミングするのも結構楽。ただしそこそこいいレンズを使わないと粗が目立ちそう…。

APS-C史上最高の一眼レフ

多分、EOS 90Dは現時点でのAPS-C機では最高の一眼レフだと思う。そもそもミラーレスへと移行しつつある現状はあるが、それでもレフ機を必要として、その中でもAPS-Cを選ぶ人にとっては、これ以上の選択肢は無いかもしれない。

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