SIGMA 100-400mmのファームフェアをV2.0にアップデートしたら、AF食いつきが超良くなった話

カメラ

僕が所持しているカメラは、Canon EOS 80D。これにSIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSMを組み合わせることで、仕事上必要な「超ハイスピードで動く物体の撮影」を行っている。ただ、これには少しだけ問題があった…。

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使えることには使えるんだけども

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↑にも書いたように、このSIGMA 100-400mmはなかなか使えるいいレンズだ。それは間違いない。なんてったって400mmという長大な焦点距離を持つ割に軽量で振り回しやすく、AFの速度も問題ないレベル。しかし、僕的には不満な点もあった。それは、

 

AFの迷い・食いつきの悪さが頻発する!

 

ってこと。特に距離感を測るのが苦手なのか、とりあえず手前にピントを合わせようとすることが多い。またAI SURVOやAI FORCUSのように物体を追い続ける設定にしていても、AFの動作が追いつかず、さらにここでレンズが迷ってしまうためにピントを外すことが多かった。なので、バイクの走行会を撮影するぐらいであればそれほど問題はなかったのだけども、僕の仕事で使うには不満が多かった。実際に、7月頭に仕事で使用したのだが、それまでに使っていたTAMRON SP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD(A005N)に比べて歩留まりが悪化。使える写真が激減し、結構困ってしまったのだった…。

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ファームフェアがV2.02になってた

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思い立ったが吉日、さっそくUSB DOCKをレンズに接続し、ファームウェアを確認する。するとそこには、”ファームウェアをアップデートしますか?”の文字が。バージョンはv2.02。確か購入時のバージョンはv1.03だった。いつの間にかv2になっているということは、大幅なアップデートが行われたということだろう。サクッとアップデートしてカメラバッグにレンズを突っ込んだ。

AFがグリグリ食いつく!

時間がなかったのでロクにテストも出来ないまま、ファームウェアアップデートを行ったレンズを仕事場に持ち込んだ。バッグからカメラを取り出し、被写体を追いかける。すると…

あれ?AFが全然迷わないぞ?

これまでこのレンズが苦手にしていた、

  • ピントが全くあっていない状況からのピント合わせ
  • 急速に近づいてくる物体への食いつき
  • 急速に離れていく物体への食いつき

が格段に向上!もちろん被写体のスピード、そしてカメラがそもそも苦手としている、離れていく物体へのAFは限界こそあれど、これまでに比べるとグリグリ食いついていくという印象だ。TAMRON SP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD(A005N)と比較しても圧倒的にいい。おかげで歩留まりがアップデート前に比べると体感で200%向上!半分以上が使えない写真だったのが、8割ぐらいは使える写真になったのだった!これはすごい…。やっと「このレンズを買ってよかった」って心から思えるようになった。

後日談:V2.03がリリースされてた

仕事を終えた後、ブログを書くためにもう一度アップデート情報を確認したところ…、

v2.03がリリースされていた。いわく「 一部のカメラとの組み合わせにおいて、オートフォーカス速度の向上を図りました。」そうな。一部カメラが80Dかどうかは不明だが、適当に使ってみた限りV2.02との違いは不明。

なんでv2.00にならなかったのだろう…?

ついでにアップデートの時期が気になって、SIGMAのWEBサイトを覗いてみたところ…、

というように、V2.02が2018年7月13日に、V2.03が2018年9月10日に更新されていた。しかし問題はV2.00。SIGMAによると更新日は2018年3月7日。確実に僕がレンズを購入し、USB DOCKでファームウェアを最初に確認した時期(2018年5月半ば)よりも前なのだ。なぜあの時V2.00に更新されなかったのだろうか…?

随時ファームウェアは確認しましょう

Nikon用やSIGMA用のSIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSMはファームウェアアップデートが昨年で止まっているが、Canon用ばかりが結構な頻度で更新されているので、少なくともCanonユーザーは随時ファームウェアの確認をしたほうがいいかもしれない。更新にはUSB DOCKが必須なので、まだ持っていないユーザーは購入が必要。

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