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超小型軽量100W出力!でも1ポートしか無いUSB充電器Anker Nano Charger (100W)をノートPC専用にしてみた

4.5
PC周辺機器

ノートPCのACアダプターがあまりにも邪魔すぎるので、先日USB Type-Cで充電できるエレコムの充電ケーブル(DC-PDFE20BK)を買ってみた。これにより持ち運びがかなり手軽になって良かったのだが、1つ問題が発生した…。

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出力が足りない充電器だと不具合が起こる

手持ちのノートパソコンは、グラボ搭載のミドルスペックPCなこともあって純正ACアダプターは約90W出力を出すものが付属していた。これを上のエレコムケーブルに置き換え、当初は手持ちの65W充電器で充電してみたところ、無事に充電できることが確認できた。

ただ一方で92%で充電が頭打ちするという問題が発生。とはいえ実用上はまぁ問題ないだろうと、実際にこれで運用をしてみたのだが…。

実際に使ってみると、動画編集のような高負荷がかかる場面では全く充電が追いつかなくなることが判明。むしろ充電が追いつかないせいか、勝手に充電を止められてしまうことすら発生。

結果、PCのバッテリーが弱っていることもあって、1時間も連続使用するとバッテリーが10%ほどまで減ってしまい、事実上作業ができなくなってしまう。これは困る。やはり高出力な充電器を用意しなければ。

Anker Nano Charger (100W) with USB-C & USB-C ケーブル

そこで今回選んだのが、Anker Nano Charger (100W) with USB-C & USB-C ケーブル。正式名称が長すぎるので、次からはAnker Nano Charger (100W)と表記する。2024年11月末に登場したばかりの新製品だ。

正式名称の通り、本体と取扱説明書に加えてUSB Type-Cケーブルが付属する。この手の高出力充電器はケーブルも対応品でなければならないので、この対応は嬉しいところ。

ただこの付属ケーブルは少し固めで取り回しはさほど良くない。長さが2mほどあるので普通に使うのにもちょっと微妙。

スペック

ブランドAnker
製品名Nano Charger (100W) with USB-C & USB-C ケーブル
最大出力100W
Input100-240W~, 1.3A, 50-60Hz
Output5V-3A
9V-3A
15V-3A
20V-5A
Programmable
Power Supply (PPS)
Supports PPS
サイズ実測60×40×29mm
重さ実測121g
付属品USB Type-Cケーブル 100W対応 2m

1ポート出力に絞った超小型軽量のUSB充電器

Anker Nano Charger (100W)の特徴は、

  • 100W出力
  • 1ポートのみ
  • 超小型軽量
  • お手頃価格

ということ。100W超えの充電器は通常多ポートを用意して、PCとスマホとその他ガジェットを同時に充電することを想定している。その分大型化し値段も高くなる傾向にある。

しかしAnker Nano Charger (100W)は、出力を1ポートに絞ることで超小型軽量化を達成。そのサイズは実測で60×40×29mmと、完全に手のひらサイズ。プラグも折りたたみ式なのが嬉しい。

サイズ感もUgreen Nexode 65Wとほぼ同じ、というよりむしろ小さい。Ugreen Nexode 65Wは2022年に買ったもののため、現在は更に小型なタイプが発売されているとはいえ、Anker Nano Charger (100W)の小ささは驚くべき物がある。

しかもその重量は実測で121gと超軽量。流石にコンパクトサイズのため、手に取ると中身の詰まっている感があるが、それにしても軽い。

ノートPC純正のACアダプターがセットで340gのところ、

Anker Nano Charger (100W) + エレコム DC-PDFE20BKの組み合わせでは208gと、なんと132gも軽い。しかもかさばらない。持ち運びが圧倒的に軽量コンパクトになるのが良すぎる。

1ポートでいいのか?確かに悩むポイントだが…

Anker Nano Charger (100W)を買う時、僕は「本当に1ポートだけでいいのか?せめて2ポートあったほうが使いやすいのではないのか?」とかなり悩んだ。

例えばCIO NovaPort DUOⅡ 120Wのように、1ポート最大100W出力が可能で、2ポート合計で120W出力ができる充電器がある。これならPCを安定して100W充電しながらスマホも充電することができる。充電器も一つになってスマートだ。

しかし、僕の場合PCとスマホを出先で同時に充電する場面はさほど多くない。むしろスマホだけ、PCだけと単体で充電していることが多いため、スマホやガジェット用にはもっとコンパクトな充電器がほしいとさえ感じている。そもそも100Wで充電できるガジェットなんてノートPC以外にほぼ無い。

またPCはできる限り安定して充電され続けていてほしい。最近の充電器は他の機器が接続されると一瞬充電が途切れる制御が入るが、そういう問題も含めてPCは単体で充電されていたほうが僕にとっては都合が良い。

そのようなことを考えた末に、1ポートだけの充電器をPC専用として導入することにしたのだった。

高付加をかけても充電され続ける安心感

Anker Nano Charger (100W)でノートPCを充電しながら、動画編集などの高負荷作業を行ってみた。65W充電器のときなら電池残量がみるみるうちに減っていく場面だが…

なんと無事に充電され続けることが判明。元々のACアダプターが90W出力なのだから当然といえば当然だが、Type-C充電非対応のノートPCに社外ケーブルで充電しているので、この不安が解消されたのは嬉しい。

そのまましばらく放置していると、バッテリー容量が100%まで到達。65W充電器では92%止まりだったので、やはり出力不足だったことがわかった。ただ純正ACアダプターに比べれば充電速度は遅い。ここはやはりノートPC側がそもそもPD充電に対応していないことが原因だろう。

高付加作業時はそれなりに発熱があり、素手で長時間触るのはためらわれたが、ブラウジング等の低負荷時であれば少し暖かさを感じる程度の発熱。充電をやめればすぐに冷えるので放熱は良さそう。

壁に直刺ししたときの安定感

このようなコンセント直刺し型の充電器は、ゆるくなっているコンセントだと簡単に抜けてしまうのが難点。

一応Anker Nano Charger (100W)ではプラグの根本が樹脂で少し太くなっているので、脱落をある程度防止する工夫が取られている。

また重心位置はほぼ中心で、なるべくプラグから抜けないように工夫されていることは理解できる。

我が家にそんなスポスポ抜けてしまうコンセントが無かったので、現段階ではなんとも言えないが、正常な状態のコンセントであれば使用中に抜けてしまうような心配はまず無いだろうと言ったところ。空港のラウンジなどにあるやたら緩いコンセントは本当にどうにかしてほしい…。

ノートPCの充電用に最適

軽量!コンパクト!100W出力!と、これだけでかなりノートPCの利便性を向上させてくれるAnker Nano Charger (100W)。手持ちのノートPCがPD充電非対応なので本当の実力までは引き出せていないようにも思うが、それでもかなり安心感がある。

PD充電対応のノートパソコンを使っている人で、充電器をよりコンパクトにしたいなら、かなり良い選択肢になるのではないだろうか。確かに1ポートのみというのは躊躇するポイントだが、スマホ用の充電器はもっと小さいもののほうが便利だし、これをノートPC専用にするのはありだと思う。惜しいのはその値段だが、100Wクラスの充電器としては安価な部類なので…。

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