アクションカメラやスマホ向け!3インチの強力吸盤マウント NEEWER CA104 サクションカップマウント

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カメラ

車の窓とか平面な壁とか、そういう普通じゃカメラを取り付けできない場所に取り付けることができるのが吸盤マウント(サクションカップマウント)。専門の撮影業者が使うようなブランド品だと結構いい値段がしてビビるが、我らが中華製品だと比較的手の届きやすい価格で販売されていたりする。

僕も1つその手の撮影にチャレンジしてみたかったので、今回新たに吸盤マウントを買ってみた。

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NEEWER CA104 サクションカップマウント

今回買ったのはNEEWER CA104 サクションカップマウント。Amazonでは通常3500円ほど、タイミングによっては2000円台中盤ぐらいで販売されている、3インチの吸盤マウントだ。

サクションマウントには3インチと4.5インチのものが多くあり、一般的に3インチがスマホやアクションカメラぐらいまで、4.5インチが一眼カメラ用とされている。今回僕はアクションカメラを固定したかったので3インチモデルを選んでみた。

内容物は

  • サクションカップマウント本体
  • ボールヘッドマジックアーム
  • アクションカムアダプター
  • スマホホルダー

と、これだけ買えばすぐに撮影可能なセットになっている。

見ればなんとなく使い方がわかると思うが、平面に押し付け、赤いポンプを何回か押せば吸盤の中が真空に近づき、平面に吸い付いていく仕組み。全体的にアルミ製でしっかりしている上、吸盤も思っていた以上にしっかり硬質なゴムで作られている。外観上ではかなり品質は高い。

吸盤の裏側は円錐状担っていて、一箇所だけ白いフェルトで覆われている。このフェルトを通じて吸盤の中の空気が排出されていく仕組み。

吸着されると赤いポンプボタンが引っ込んでいく。白い線が見えなくなっていたら、それは吸着できている証。逆に使用中に白い線が見えてきたら、ポンピングをしたほうがいい。

およそ8~10回ほどポンピングすれば白い線が隠れて押せなくなる。割とすぐに吸い付いてくれるので取り付けは楽。

外すときは吸盤の左右にある出っ張りを手でつまむだけ。とっても簡単。

素直に1/4インチネジが切られていて扱いやすそうだったから選択

この手の吸盤マウントは世の中に数多くあるのだが、今回NEEWER CA104 サクションカップマウントを選んだ理由は2つ。

  • 素直に1/4インチネジが切られていたから
  • 安かったから

例えばこのUlanzi SC-01という製品もほぼ同じ使い方ができるのだが、これは付属のマジックアームを使うことが前提となっているようで、吸盤の真上に取り付けられたボールヘッドが簡単には外れないようになっている。

レビューを見ると外す方法もあるにはあるらしいが、僕としては最初から素直に1/4インチネジで汎用のカメラ用品を取り付けられる方が良い。そういう商品は高価な製品では一般的だが、安価な製品ではNEEWERのこれぐらいしか見つけられなかった。しかもARRIネジ穴にも対応しているのが助かる。

絶対こっちのほうが便利だと思うのだが…。

かなり強力に固定できる

この吸盤、実際やってみるとわかるがかなり強力に固定できる。メーカーの説明によれば、静止している状態なら吸盤から水平方向には20kgまで、吸盤と垂直には12kgまでの力に耐えられるらしい。

SmallRig製のマジックアームを使ってミラーレス一眼カメラを固定した場合 流石にこれはオススメしない

実際やってみるとかなり強力に固定できる。取付面が平滑な平面であれば、そう安々と外れることはないだろうと思える程度。試しに冷蔵庫の側面に取り付けて引っ張ってみたが、冷蔵庫が動いた。

でも自動車の車外などに取り付ける場合は、万が一に備えて脱落防止策は必要だろう。

付属のマジックアームが使いやすい

個人的にサクションカップが欲しかっただけなのであまり付属品に期待していなかったのだが、このマジックアームが案外使いやすい。金属を多用しているためかなりしっかりしているし、ネジを締めればガチッと固定される。アクションカムアダプターもかなり高品質で使いやすい。

一方でスマホホルダーは正直微妙。2個所に取り付け穴が開いているのは良いが、ホルダーのバネが硬すぎるし、今どきの大きめのスマホにはちょっときつい。こちらは全体的に少しちゃちな感じで今ひとつ。まぁこれを使う予定は特にないので個人的には構わないが、スマホホルダーに期待している人は注意が必要。

難点:事前にしっかり押し付けないと少し揺れる

また1点難点があるとすれば、そのまま平面に取り付けるとマウントの揺れが発生すること。

吸盤面は円錐状になっているのだが、単に平面にマウントを置いてポンピングしただけでは、マウントの平面部分(白いフェルトなどがある部分)は取付面に接触しない。マウント平面部と取付面との間に数mm程度の隙間が生まれるため、吸盤ゴムの弾性故に微妙に揺れが起こる。

手で持ってみると、マウントが動くことがわかる

ポンピングで真空に近づけているとはいえ、そこそこ硬質なゴムで出来ている吸盤を沈みきらせる程のパワーがポンプには無い。

なので揺れを極力抑えたい場合は、事前に取付面にしっかりとマウントを押さえつけてからポンピングする必要がある。そうすれば揺れはかなり軽減する。

しっかりとマウントを押し付けた場合

ただしこの方法、取付面がかなり強固でなければ出来ない。吸盤のゴムが結構硬いため、車のボディなどの場合はボディがへこまないか事前に確認する必要がある。

あまりにも強力に吸い付きすぎると取付面が壊れる可能性があるので、これぐらいの吸引力にしてあるのかもしれないが、もうちょっと揺れがなければなぁ…。

追記:もしかしたら低気温でゴムが固くなってただけかも

↑の吸盤が完全に沈みきらない件だが、何回も脱着を繰り返したり、暖房でしっかり温まった部屋においておいたりしたら、いつの間にか単なるポンピングだけで完全に沈み切るようになった。これなら簡単に極力揺れを抑えた固定が可能。

もしかしたら使っていくうちに吸盤のゴムが多少柔らかくなったのかもしれないし、単純に冬場で寒くてゴムが硬かっただけかもしれない。

アクションカメラを簡単かつ強力に固定できる

とはいえ、アクションカメラなら多少の揺れはカメラ側で吸収してくれるので、あまり難しいことを考える必要はない。車の窓にシュコシュコと取り付ければ、あっという間に好きな画角を作ることが可能。しかもかなり強力なので、実際に車に取り付けて1時間程度走ったぐらいじゃびくともしなかった。

もちろん吸盤マウントなので、夏場など気温上昇がある場合は適時の確認が必要。特にマウントと取付面に隙間があるときは気温上昇でより外れやすくなるので、ポンプの白い線が見えていないかきちんと見ておかなければならないだろう。

安価な吸盤マウントに比べて圧倒的にしっかり固定できるサクションカップは、実際ちょっと仰々しいし持ち運びも面倒。しかしその分確実な固定ができるのは助かる。マウントが脱落するという一番恐れている自体がなるべく起こらないというのは、それだけで高い価値がある。

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