中華WinタブのCHUWI Hi10 Proはコスパ高し!軽作業ならサクサクできる軽量タブレット

結構前からWindows搭載のタブレットが欲しいなぁ~なんて考えていた。出先での仕事用には15インチのVAIOを使用しているのだけども、動作は快適ながら重量は2kgぐらい、それに加えてACアダプターがなかなかのサイズ感なため、そこら中に持ち運んでパッと取り出して作業したい、みたいな場面では何となく使いずらい。

仕事で使うほどのスペックは必要ないのだけども、例えば遊びに行った先でWEBサイトを見たり、サーキットに遊びに行ったときにLAP+でデータ解析したり、アクションカメラで撮影した動画を見たり、といった比較的軽めの遊びに使えるようなタブレットが欲しい。それはAndroid端末ではできないこともあるので、Windowsタブである必要がある。

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Winタブに求める条件

というわけで、まずは求める条件を考える。

  • 使用用途はブラウジング・動画再生・軽めのソフトウェアを動かす程度
  • できる限り快適に動作してほしい:RAMは4GBは欲しい
  • モニターサイズは8~10インチ
  • モニター解像度はフルHD(1920×1080)以上
  • なるべく軽量であること:タブレット単体で500gぐらい?
  • 専用キーボードがあること:見栄え&使い勝手の良さ
  • なるべく安いこと:キーボード込みで3万円未満に抑えたい
  • できれば見た目もそこそこかっこいいこと

ちょっと贅沢な条件を並べてみたが、この希望を叶えるタブレットが存在した。

高コスパWinタブ!CHUWI Hi10 Pro

それがこのCHUWI Hi10 Pro。2016年発売のタブレットなので目新しさはなく、すでにCHUWIのWEBサイトからは商品ページが消えているので型落ち品になるようだが、これがなかなかコストパフォーマンスに優れている。以下にスペックを書き記す。

モデル CHUWI Hi10 Pro
CPU Intel Atom X5 Cherry Trail Z8350 64ビットクアッドコア最大1.92GHz
グラフィック 内蔵
RAM DDR3 4GB
ストレージ eMMC 64GB
外部ストレージ microSDにて最大128GB
モニター 10.1インチ 1920×1200 IPS
OS Windows10 & Android5.1
バッテリー容量 6500mA
外寸 262×167.5×88mm
重量 522g
Wi-Fi 802.11b/g/n
Bluetooth 4.0
インターフェース microUSB / USB-C / HDMImicro
本体価格 約2.3万円(2018年7月時点)
専用キーボード価格 約5000円(2018年7月時点)

構成としてはCPUもRAMもストレージもモニターも、中華タブレットにありがちな形。というか他の10インチ中華タブもそう変わらない。その中でも僕がいいなと思った点は

  • アルミ筐体でかっこよさそう
  • 調べた中では一番軽かった(大体700g位のものが多い)
  • 国内通販サイトで安価に購入可能(しかも非セール時の中華通販サイトより安い)

の3点。価格的には他の中華タブも大差はなかったのだが、特に今回は軽さを重視したかったのでこれを選択した。本当は8インチぐらいのタブレットが欲しかったんだけど、今現在ではいい感じの8インチタブがないことと、そして最近の中華メーカーはAndroidタブか13インチWinタブばかり新作出だしていて10インチWinタブが出る気配がないので、実質的にこれしか選択肢がなかったというのもある。

CHUWI SurBook Miniは自立するし本体にフルサイズのUSB3.0ポートが付いてていいなぁと思ったのだけど、CPUが新しいN3450になっている以外に性能的な違いがあまりなく、重量も少し重たく、値段も1万円UPとなると…って感じ。それだけHi10 Proのコスパが優れてるってことなんだけども。ただWi-Fiの強度などは上がっているようだ。

開封の儀

いかにも中国製品って感じの袋に入って我が家にやってきたHi10 Pro。

箱の周りのビニールが部分的に破れていたが、中国国土のような広い心を持ち合わせていればこんなことは全く気にならないのだ。実際どうでもいいし。それにしてもシンプルな箱。

側面には商品の概要が記載されていた。ここ以外にカラフルな部分が一個もないのだけども、箱自体はかなり頑丈でかつ精密にできていて、しっかり感がすごい。

中身も簡単ながらちゃんと梱包されていた。

中身は

  • Hi10 Pro 本体
  • USB充電器(OUTPUT:5V-3.0A)
  • USB-Cケーブル
  • 取説(日本語有り)
  • その他紙類

とシンプルな構成。小型ながら3A出力の充電器が地味に重宝しそう。また取説は日本語もあるが、かなり簡単なものになっている。

アルミ筐体の質感は割といい

2016年発売の中華タブレットということもあって、ベゼルはかなり太めで今どきな感じではない。インカメラやLEDランプが上部についている。液晶画面はタブレットなのにやたらと指紋が付くので、指紋が付きづらい保護フィルムを貼ったほうが快適に使えそう。

インターフェースは左側に集中。左から順に、

  1. オーディオプラグ
  2. HDMImicro
  3. microUSB
  4. USB-C
  5. microSDカードリーダー
  6. 左側スピーカー

が並ぶ。角はダイヤモンドカットによりアルミの地金が露出されており、それが光りに当たってきらりと光るので、高級感のUPにつながっている。

上部には電源ボタンと音量調節ボタンの2つが配置されている。両方ともアルミ製のボタンで、質感もクリック感もいい。

ステレオスピーカーを搭載しているので、右側にはスピーカーがある。

下面には専用キーボート接続用の端子と穴がついている。

裏面は艶消しの銀色に塗装されている。カメラもついているが、性能には期待できない(使ってみたが、昔のガラケー並みのクオリティだった)。

国内正規代理店で購入したためか、日本の技適マークがついていた。安心してWi-FiやBluetoothを使える。

Windowsを起動する

さっそく初期設定をしていく。初回は電池の残量が不明なので、USB-Cをつないで充電しながら初期設定をしていくといい。

電源ボタンを長押しすると電源が入る。

程なくしてOS選択画面に移行する。まずはWindowsを選択し、OKをタップ。ここのOKボタンの感度がいまいちよくないのだが、10秒待てば自動的に選択したOSが立ち上がる。

あとはコルタナさんの指示に従って設定をしていくだけ。日本語も最初から選べた。

特に何の問題もなくWindowsの初期設定が完了。あとは自分の好きなソフトウェアをインストールしたり、好きな設定に変えていけばOK。

Androidを起動する

Androidを起動するときは、再起動させOS選択画面に移行するか、あるいはWindowsデスクトップから「SwichNOW」をダブルクリックする。

すると程なくして初期設定画面に移行する。こちらも日本語が最初から選択可能。あとは指示に従って操作していくだけ。

特に難なくAndroidの初期設定もできた。

AndroidからWindowsへのOS切り替えは、上部をスワイプすると出てくる設定画面から「Swich to Windows」をタップすることで出来る。

動画再生やブラウジングなら割とサクサク動く!

さすがに普段使っているゲーミングデスクトップPCと比べるのは酷だが、ブラウジングや軽作業であればあまりストレスを感じない程度にサクサク動く。特にAndroidでのブラウジングはかなり軽くて快適な印象だ。YouTubeの視聴もフルHD動画が問題なく再生できた。WindowsにVLC media playerをインストールしてフルHD60fpsの動画を再生してみたりもしたが、こちらも全く問題なくサクサク動いた。ついでに言えばIPS液晶画面は発色がとても美しく、動画や写真を見るのに適している。軽作業やブログの更新などであれば全く問題なくこなせるだろう。LAP+ViewなどのWindows専用の軽いソフトウェアもサクサク動いたので、僕の目的はおおよそ達成された。

ただし、試しにAndroidに今どきのゲームアプリをインストールしてみたところ、カクツキや遅延が多くとてもまともにプレイできたものではなかった。さすがにゲーム用途には向いていない。

無線接続に不安が…

一方で気になるのは、ブラウジングはそこそこ快適なのに、ソフトウェアやアプリのダウンロードに妙に時間がかかること。Wi-Fiの安定性が悪いというレビューが多くみられるHi10 Proだが、そういうところが関係しているのかもしれない。実際に同じWi-Fiルーターに接続したGALAXY S8とでは、速度測定してみると常にHi10 Proのほうが数割遅い数値になった。

さらにBluetoothの接続も何となく微妙。Bose SoundLink MiniAugust BluetoothレシーバーMR230Bとも接続してみたが、最初の内はうまくペアリングできないことがあった。一度つないでしまえば問題なく使用できたので、ただ単にうまくできなかっただけなのかもしれないが。

専用キーボードを組み合わせてミニノート化

専用キーボードを接続することで、まるでミニノートブックのような使い勝手に早変わりする。結局Windows10は(タブレットモードもあるけど)タッチパネルでの操作にあまり向いていないので、キーボードとマウスを装備することで快適性が一気に向上する。このキーボードも、使用時に倒れないようにするためだろうが重さが500gほどあり、合わせて1kgちょっとになるので軽量さは多少損なわれるが、それでも自前のVAIOに比べれば半分以下の重量になる。キーボードがあるのとないのとでは快適さが段違いなので、絶対購入すべきだ。

Windowsタブレットが欲しくてCHUWI Hi10 Proを買ったのだけども、僕の用途的にキーボードが必須であったために、本体と同時に専...

microSDカードでストレージを増設

内蔵ストレージは64GB、しかもツインOSということで容量はあまり多く残されていない。しかしmicroSD(TF)カードを使って簡単にストレージを増やせるのだ。読み書き速度は内蔵ストレージのeMMCに比べれば圧倒的に遅いので、画像や軽めのソフトなどを入れておくにとどめるのが吉。

個人的にはAndroid OSの必要性を感じていないので、近々シングルOS化してストレージの空き容量を増やそうと考えているが。

microUSBやUSB-Cからも読み込みが可能

Hi10 Proの充電端子はUSB-Cだが、そのほかにもmicroUSB端子が装備されている。「USB-Cは充電専用」という旨のレビューも見られたが、自前のUSB OTGケーブルを介しフラッシュメモリーを接続してみたところ、USB-C、microUSBともにメディアの読み書きが可能だった。多機能のUSB-Cハブを持っていると便利かもしれない。

まとめ

Hi10 Proのいいところ

  • 圧倒的コストパフォーマンス
  • 本体が500gちょっとと軽量
  • 筐体がシンプルで清潔感がある
  • 本体に剛性感がある
  • 液晶画面の発色がかなりきれい
  • ブラウジングやフルHD動画を見るぐらいなら余裕でこなせる
  • 専用キーボードによりミニノートブックのように使える
  • 出先でブログを更新するなどの用途は十分こなせる
  • ステレオスピーカーの音質は良くないが、音量MAXでも音割れしない

Hi10 Proのダメなところ

  • 画面にやたらと指紋が付着する
  • Wi-Fi接続でのスピードがあまり速くない
  • Bluetooth接続が不安定な感じがする
  • カメラの性能が10年以上前のガラケー並み
  • Androidで今どきのゲームをやると、カクつくのでまともにプレイできない
  • SSD搭載のPCになれていると、起動が少し遅く感じる
  • 個人的にAndroid OSは必要ない(スマホでいい)
  • 本体にUSB-Aポートがあるとなお良かった

総括:手軽に持ち運べるWindows端末が欲しい人にオススメ!

というわけでCHUWI Hi10 Proはまだ購入して数日しか経っていないが、かなり気に入った。ここまである程度快適にブラウジングや軽いWindowsソフトが動かせるのに、そこそこ小型で軽量、かつ2万円という価格設定には、中華メーカーの恐ろしさを感じずにはいられない。多少人を選ぶ製品ではあるが、手軽に持ち運べるWindows機をなるべく安くほしいという人におすすめの一品だ。